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  1. 2005/07/22  プロモーション (2)

家具工房を始めたのですが、どういうわけか看板を立てない方がいます。人嫌い、モノ作りをしながらモノを売る気がない、お客の不便をわかっていない、等々、言われても意に返しません。

家具工房を営む方に営業活動が苦手な方が多いというのは実感です。
高品質な品物を高度な技術を用いて作り上げたいという高邁な希望を持って工房を始めた方が多いのか、モノ作りが優先して営業は視界に入らないのか、あるいは営業を卑賤と捉えるのか、工房の看板をこしらえないのですね。

私の町でも、蕎麦がブームで多くのソバ屋さんが開業しました。1週間の研修を受けただけで、業務用ツユと製麺機を揃えて始めたソバ屋もあると聞きます。そして、そのようなお店のほうが雰囲気のある店構えと、手打ちなどと書かれた目立つ看板をこしらえているのですね(村の風評ですから実際のところは不明ですが)。この傾向はどの分野にも当てはまるような気がします(そのために、それっぽい看板のお店は実力が伴っていないと、先ず私は疑ってかかるのですが・・)。

満足のいく商品を見出し、豊かな生活実感を求めるという「生活者」などといわれる方は、私が始めた20年前よりも遥かにその割合を増しています。そのような方々といかに出会うかということが我々の重要な問題点ではあるのですが、その第一歩となる看板から始めるプロモーションを行わなければ出会いもないわけですから、嘘臭そうな「手作り家具」という大きな看板は必要なくても謙虚になりすぎることはないのです。

ひるがえると、良い家具を求めている方々は、謙虚すぎる看板を頼りに工房を訪ねると、気難しそうな男が一人黙然とこだわりの家具を作っているのに出くわすかもしれません。

私自身、長い間看板を立てる努力を怠ってきましたので偉そうなことをいう資格はほとんどないのですが。

Posted Comment

2005/07/24 7:36 PM | フタバガキカ

看板を揚げるのは職人さんは照れくさいのかも知れませんね。

2005/08/01 8:23 PM | KAKU

我々のような駆出しは、ついつい看板やメディアにプロモーションを頼ってしまいがちで、かえって心に刺さります。
足元、腰を据えた活動があってこその看板と自省します

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