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    2005/12/24  私の徹夜本 6(人民は弱し官吏は強し) (0)
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友人M氏も気になっていたそうです。そこで、日頃からマーガリンを購入しているグリーンコーポに問い合わせ、回答を得ました。その結果を報告させて頂きます。

それによると、グリーンコープで取り扱っている、GC「ホワイトソフトマーガリン」は、トランス脂肪酸の含有率3.8%(!)だそうです。
これには驚きました。欧米のトランスファットフリーマーガリンでも実際は5%未満というものがあるそうですし、日本で販売されているマーガリンのトランス脂肪酸の平均値は、15.2%という報告もあるそうです。

日本人の脂肪摂取量は欧米に比べるとかなり低いという調査結果がありますので、これはまったく問題ないレベルではないかと、素人の私は思ってしまいました。

生協にも、また扱っている商品にも様々ありますが、久々に、「生協、やるのー」という印象です。カタログには大きく含有量を掲げ、激しく積極的なプロモートを行っても良いのではないかと思った次第です。

今までは知りませんでしたが、「どうもマーガリンは危ないらしい」ということですので少し調べてみました。

海外(欧米)では、確かにトランス脂肪酸が含まれていないということを売りにしたマーガリンやお菓子が販売されていますし、トランス酸が健康に良くないということも書かれています。
そして、トランス脂肪酸が健康(動脈硬化、心臓疾患、痴呆)に悪影響を与えているという科学的根拠によって、トランス脂肪酸においても成分表示の義務付けが行われてきており、消費者はトランスファットフリーと表示された、トランス脂肪酸が非常に低い製品を求めることができるそうです。

しかし、fumifumi’s London & Washington DC Diary (ブログ)によると、国産のマーガリンには下記のように多量のトランス酸が含まれています。低トランス脂肪酸マーガリンを購入したくても、日本では一般には売られていないので、難しいのが現状です。

雪印ネオマーガリン(225g):雪印乳業  13.8%
ラーマソフト(400g)   :日本リーバ 11.8%
明治コーンソフト(450g) :明治乳業  10.9%

平成17年11月付け、日本マーガリン工業会の公式見解の結論では、「トランス酸及び飽和脂肪酸の摂取に関して、現在の日本人の食生活において何ら問題はないと考えております」ということです。
(詳細については日本マーガリン工業会のサイトをご覧ください)

理由は5つほど述べられています。食習慣の違う欧米とは一概に比較はできないということも述べていますが、一方で危険性が指摘されている以上、また、日本の対応が後手に回る傾向を知っている私としては、今までのように無自覚には摂取したくないという心情にはなってきます。

また、日本マーガリン工業会も、健康への関心が高い現在、今後のメーカーの対応について、積極的な対応、製品開発への意欲など明示して欲しい所ではあるのですが、極めて事務的な説明に正直暗澹となってきたのです。

若い頃(せいぜい30代前半まで)に読んだ本の中で、時間の経つのを忘れるほど夢中になれたものを紹介しています。現物が手元にありませんので曖昧な記憶での感想をお許しください。

■人民は弱し官吏は強し:星新一
SFで有名な星新一が父の生涯を描いたもので、氏としては珍しいノンフィクションです。

父・星一(ほしはじめ)が興した星製薬の発展と、当時の政府官憲の横暴、凄まじい権力乱用によって破産に至った過程を描いたもので、信じられないような当時の日本人官憲の怖さを教えてくれ、やり場のない憤りを感じます。

記憶も薄れ、手元に資料がありませんので、以下、「信兵衛の読書手帖」から引用させていただきました。

星一は、星製薬という会社を創設した実業家であり、戦後は初の参議院選挙で最高点で当選して政治家としても名を残した。星一は、第一次大戦に敗れ困難に直面していたドイツの科学界に資金援助を行ない、特に、アンモニア合成技術の開発でノーベル賞を受賞したフリッツ・ハーバーとの親交は有名である。

作者の実父・星一氏の自伝、星製薬の創業、発展、そして挫折の歴史を描く。それと同時に、本書は官憲の横暴な権力行使の実録、と言って良い内容。
アメリカでの苦学留学から帰国した星一氏は理想に燃えて星製薬を創業し成功するが、最後には官憲による無茶苦茶な妨害により破産に至る。当時の官憲、政治というのはこんなにもひどいものだったのか!とやりきれない思いがしますが、戦後の日本は本質的に変わり得たのでしょうか。

健康のため、我家もそうですが、バターの代わりにマーガリンを使っている家庭は多いと思います。しかし、マーガリンは健康に良くないというのです。

マーガリンやショートニングは、不飽和脂肪酸を含む植物オイルに水素を添加、過熱して化学的、工業的に合成します。これによって、植物油をバターやラードのような固体状態のオイルである飽和脂肪酸に変えることができます。
このようにして製造されたマーガリンやショートニングには、天然にないトランス型脂肪酸が含まれています。これを摂取することによって様々な疾患を生じる危険性が高まります。また、トランス脂肪酸は熱によっても生じるので、溶剤抽出法によって高温下で製造された食用油にもその危険性はあります。

欧米では、このトランス型脂肪酸が人体に有害で、冠状動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)、腸の慢性炎症疾患のクローン病や糖尿病を引き起こす危険性が高いという研究報告がされており、それが認識され始めています。そして、これを含まないトランスファットフリー(Transfat Free)マーガリンが販売され始めています。

こうしたトランス脂肪酸の害について日本ではほとんど認知されていません。総脂肪量、飽和脂肪酸量、コレステロール量の表示を義務化する動きはありませんし、それより一歩進んだトランス型脂肪酸の表示の義務化も当然ありません。また、マーガリンの使用制限もありません。もちろん、メーカーは指摘されるまで知らん顔です。

日本においては、アスベスト問題でも判るように、このような健康上の問題についての政府機関の対処はいつも後手後手です。最近になって知った、マーガリンについての問題点には驚きましたが、認識しておく必要があると思いました。

マーガリンの安心を信じていた嫁さんは少しショックで、何も信じられないネといっています。取りすぎる注意を払いながらのバターの使用、オリーブオイル、熱をまったく使わない、昔のような搾って作った植物油の使用がいいのかもしれません。

資料として、All About 家庭の医学ガイド:西園寺 克(ケーキ・クッキー・レトルト食品はだめ! 植物性の人工脂肪は健康の敵!)、河合 勝幸(マーガリンが糖尿病を招く?)氏の記事を参考にさせて頂きました。

サワン賑わう

2005/12/18

サワナケートは今、国体でめちゃくちゃ賑わっています。
各競技会場には、スルメ(実際はスルメイカではない。もっと小型でとても柔らかい。イメージしやすいと考えてこの表現を使用)を炭火であぶって売るおばちゃんが大勢出没し、人々は缶ビールとあぶったイカを楽しみ、レストランは各地から来た選手・スタッフで満杯です。

バトミントン会場に入れない我々が、後から覗き込むと、「一杯なんだよ、あっちの入り口がいいんじゃないか」(多分そんな感じ)とフランクに言ってくれるのも此処ラオスの良さです。

会場の民族衣装をまとった美人のお姉さんに立ち眩みを催すほど呆然としていた私に、「早くいくよ」。ときびしく促されて会場を後にした昨日。
今日からヴィエンチャンに出張です。

隣家ではベトナム人家具職人が、毎日コツコツと作業に精を出しています。
作業は急いでいるようには見えません。しかし、特に休憩を取るわけでもなく、コンスタントに続けています。

現在はドアパネル(鏡板)三枚の加工を行っています。形状は、上がカマボコ型のパネルです。使用するのは主に電動工具です。木工機械類はありません。厚さも電動鉋で決めていきます。

直線部分の面取りはルーターを板に取り付けてルーターテーブルとし、定規(フェンス)を取り付けて面取り。曲線部は、Rエンドの材をセンターピンとして取り付け直して加工します。
何故か二度手間になる、このような方法を取っていますが、センターピンにすると、直線部の不安定さ(特に最初と終わり)を避けているのかもしれません。

次は、グラインダーを使用し、面取り部分にサンディング。さらには表面をベルトサンダーで仕上げます。他の種類のサンダーは使いませんし一般的でもありません。
なお、ベルトサンダーのローラー部分で、曲線部や付け面(モール)の仕上げも行います。

ここまでの作業で3日位かかりました。

丸鋸、電動鉋、ルーター、ベルトサンダーの4点は現場作業の神器のようです。ちなみに柄穴は鑿を使って手で開けています。
建具を組んだ後の目違いも電動鉋で取ります。これが結構使えるのです。そのために手鉋の使用頻度は非常に低いようです。

選手入場サワナケートで第7回全国スポーツ大会が開催されました。
何年かに一度の大イベントです。サワンでは何年か前から新しいスタジアムが建設され、町に残る多くの未舗装路は舗装がされ、街路に張り出した樹木の枝打ちが行われ、路端の草は刈られ、歩道や側溝は掃除され、建物の塀の多くは塗り直され、センターラインが引かれて、ビエンチャンでもあまり見かけない横断歩道まで表示され、古いタラート(市場)は改装されて大々的なプロモーションが夜遅くまで行われ、多くの旗が町を飾って、もうサワンの町はなんだか訳もなく賑わい、あでやか(?)に変身を遂げたのです。

そして、12月13日、我々夫婦は何とか間に合った新しいスタジアムでの開会式に参列したのです。

招待状をもらったときは少し困ったと思いました。通常、あまり意識はしませんが、ここは立派な共産国です。厳しく統制され、激しいアジ演説が轟く北朝鮮で行われている政府行事のイメージが浮かぶからです。

そして、鷹揚なインドシナ半島のラオスの場合は・・
やはり、きっちり体裁を整え、盛り沢山のパフォーマンスが用意されていました。パラグライダーのスタジアムへの降下、風船、鳩、国民行事だけあってほんとうに盛大な内容だったのですが。

2ショット、いえこの場合は3ショット入場した各県の選手団の隊列の後方では早々におしゃべり、仲間同士の写真撮影が始まり、垂れ幕に張り付いたお姉さんと選手のツーショットが遠慮がちに開始されます(画像[上]矢印の先、詳細は画像[右])。

入場した隊列の間隔はばらばらです。後半のチームが入れそうもありません。我々日本人夫婦は、この先一体どうなるのか、そんなことばかりを気にしてしまうのです。
ところが、プラカードを持って行進するお姉さんは、間隔の広いところをめがけて割り込み、気にするチームの責任者が自分のチームを詰めたりしていましたが、運営者はノータッチ。隊列はズルズルと詰まり、うまく納まったのです。
よほどの美人だったのでしょう、お姉さんと選手の怒涛のツーショットは、知事のスピーチの間も続き、退場行進まで行われていました。

マスゲーム選手はリラックスして楽しみ、運営側も気にする風でもありません。共産党らしさは、後半のマスゲームの前座で赤い旗を持った一団の演技がありましたがすぐに終わりました。党、政府関係者の演説もありません。
マスゲームでは全選手団がトラックから囲み、楽しんでいるのが分かります(画像下)。

等間隔、直線、平行、直行、同時刻、姿勢を正して保持しないと叱られる全国高校野球大会を始めとする我が国の大会のほうが規律と統制、秩序と決意に満ち、よほど共産党のイメージに近いと思ったのでした。
意図的に統制を緩和しているのかもしれませんが、まさしく、ラオスの鷹揚さとおおらかさがあり、それを見るのは実に興味深いことでした。

(午後3時の開始から8時の終了まで、飲み食いなし、トイレ我慢には疲れてしまいましたが・・)

若い頃(せいぜい30代前半まで)に読んだ本の中で、時間の経つのを忘れるほど夢中になれたものを紹介しています。現物が手元にありませんので曖昧な記憶での感想をお許しください。

■悪霊:高橋信次
大学の頃、故郷の地方新聞(大分合同新聞)の本の紹介欄にリストされていたものです。「このような人生論もある」というようなコメントを記憶しています。

心の病気や不幸は本人の心の在り方に原因があり、それに同調したあの世の下級霊の働きによって様々な心の病を招くというもので、その事例と正しい心の在り方を述べています。

オカルティックな内容で引いてしまう方もいるでしょうが、霊魂や転生輪廻、人生の意味等に興味を抱いていた当時の私にとって、この世とあの世の意味、人の生きる意味を見えざる世界の実相を通して訴え、強烈な印象を与えた一冊でした。

その後、著者は宗教団体を起こしたようですが、その後の活動や風評には関知するつもりはありません。印象深かった一冊として紹介しました。