桜美林大学教授のブルース・バートン氏が、日本ではあまり知られていない、最近のアメリカの目立たない傾向であるインテリジェント デザイン(知的設計論)について、NHKプログラムの「視点論点」の中で紹介していました。
その考え方というものは、キリスト教的なクリエイショナリズム(天地創造論)がベースにあることは疑いないようですが、人類を含む全ての生物の精緻な構造は、とても進化の過程で獲得されたものではなく、大いなる英知が設計し現在の形として制作されたものであると考え、人類が進化によって現在に至ったというダーウィンが唱えた進化論を否定するものです。
法曹界や教育の現場では進化論を支持していますが、世論の51%が「インテリジェント デザイン」を信用しているという調査結果が出ているそうです。バートン氏は文明国アメリカで、そのような今日的な傾向について危惧していましたが、私は「インテリジェント デザイン」を受け入れる一人です。
例えば、枯葉そっくりの蛾、枝のような昆虫等を映像で見るにつけ、第三者が設計した以外、私には進化の結果とは考えられないのです。
蛾は進化によって偶然に枯葉のような羽のデザインを獲得したのでしょうか。あるいは、周りを眺め、それと同化するように長い間念じ続けたのでしょうか。私には信じられません。
ダーウィンの進化論は唯物史観です。しかし、物理学でのこの世の説明でも、現実世界はスライドや映画のスクリーンのようなもので、基にフィルムのような本体があると仮定しなければ説明しにくいと書いてあるのを読んだ記憶があります。また、多くの文学や、手塚治虫の漫画作品でも、不可視の意志を意識したと考えられるテーマを感じます。
以前「エントロピーの法則」(著者は忘れました)の中で、この法則を緩和するのは東洋思想ではないのかと書かれていた記憶があります。東洋思想の根底にあるものは転生輪廻です。転生輪廻とは、この世はこの世だけで完結するものではなく、あの世とこの世を循環しながら魂は向上(?)するというものです。
そのようなわけで、東洋人の私は、先進国アメリカでのそのような傾向について、むしろ自然で健全ではないかと思ったのです。