サワナケート最終日は慌しく暮れた。
スタッフとの引継ぎを済ませ、電話、電気、水道の精算をした。各役場では、精算の理由や、我々にとってはどうでもいい様々なことを聞いてくるので、ただでさえスローペースなのに更に時間が掛かってしまう。一日で終わらないのではないかとヒヤヒヤした。
校長に挨拶に行くと、彼はどういう手違いか、我々の出発を14日と勘違いしていて、顔色を失った。
通常は、教育省支所、県庁に挨拶に行き、感謝状を受け取ることになっている。
当然カウンターパートは知っているが、彼も学校側の思い違いを知るよしもない。私も、変だとは思ったが、往々にして様々なスケジュールが変更になったり、先延ばしになったりするので、今回もそんな所だろうと、テーブル制作の忙しさもあり、確認もしないままだった。
校長は、「感謝状は後日JICA事務所に送る。JICA事務所は、日本まで届けてくれるのか?それでOKか?」と聞くのだった。
午後、校長から電話があってプレゼントがあるというので、精算の合間に校長を尋ねると、感謝状も無事用意してあった。通常はスローペースだが、慌てて間に合わせたに違いない。少し笑えた。
校長の顔から焦りが消えていつもの余裕が戻り、授受のポーズで、担当に何度も写真を取らせた。
そして、学校での全ての行事が終了した。
ナショナルフラッグがはためく広場も、教室で机に向かう学生の姿もいつものままだった。
JICAからの派遣のオッサンがいたことは彼らの記憶の端から剥がれ落ちても、成果の何がしかが残ってくれれば本望なのだが・・
今は、ビエンチャンでの様々な行事が全て終わり、少しほっとしている。