PC自作部品などを扱っているショップで、思わず、中古CPU(CELERON 700MHz)を買った。パッケージのラベルには、「コア:Coppermine」と書いてある。さらに「FSB:66MHz」や、「ソケット:370」という記述も見られる。ソケット370は聞いたことがあるが、他については分からない・・。
マニュアルのうら覚えで、700云々という記憶はあった。分からないが、安かったから、まぁいいだろうと思って買った。
CPUの交換だけなら簡単そうだと思ったし、取りあえず、CPUを早いものに交換して、効果を確認してみたかったのである。
購入後、改めてマザーボードのマニュアルを確認すると、このCPUは見事に適合していなかった。
マニュアルでは、
Supports Intel Pentium 3(450-733MHz)、Pentium 2(233-450MHz)
Celeron Processor(266-433MHz)
となっていたのである。
「ペンティアムⅢならいいのか(落胆)」
次は、ペンティアムⅢの733MHzを買おうと思った(いつも先急いで失敗している)。
次の機会には、間違えないようマニュアルを持参した。これを店員に見せ、ペンティアムⅢ(コア:Coppermine(開発コード名)/ 733MHz)(¥1780)が作動するのかどうか確認した所、このマザーボードはスロットタイプで、「下駄」と呼ばれる 変換アダプターを介してあるので、「下駄」のマニュアルをみなければ分からないというのである。
賭ける思いで、そのペンティアムⅢを買って帰った。
今回は、かなり真剣にマニュアルを読んだ(本来先に読むべきなのだが・・)。「下駄」のマニュアルは付随されていなかった。
マザーボードは、マニュアルによるとSlot 1用だった。そのCPU用スロットには、基盤が差し込まれており、基板上のプラスチック製CPUソケットには、PGA370(Socket370とほぼ同義)と刻印されている。つまり、この基盤は、Slot1(注1)からSocket370(注2)への変換アダプターに違いないと思われた。
安い商品だったので、Slot1という古い規格のマザーボードを選んだのかもしれない。
ちなみに、このマザーボードがサポートしているCPUをネットで調べると・・。
Pentium 3(450-733MHz)では以下の2種類があり、
PentiumⅢ(Katmai: 450M~600MHz:Slot 1:1999年2月)
PentiumⅢ(Coppermine:500M~1.13GHz:PGA370:1999年10月)
Celeron Processor(266-433MHz)では次の2種類があった。
Celeron(Covington:266M~300MHz:Slot 1:1998年4月)
Celeron(Mendocino:300M~533MHz:Slot 1:1998年8月)(注3)
変換アダプター上には、CoppermineとCeleronの切換え用ジャンパースイッチがあったので、Coppermine側に切り替えた。購入してきたペンティアムⅢは使えそうだった。
変換アダプター上の他のジャンパースイッチには、
CPU:AUTO or OVER CLOCK
CPU:INTEL or CYRIX
CPU:SINGLE or DUAL
等があったが、これらは全てオリジナルのままで、変更の必要はなかった。
次の問題は、FSB133MHzと記述された問題があった。FSB(Front Side Bus)周波数とは、極簡単にいって、CPUとメモリーなどの接続スピードのことである。
マニュアルによると133MHzには対応していた(Pentium 3(733MHz)をサポートするなら当然)。ただし、メモリーも、CPUのFSBスピードと同じ速度対応のものを使うことが大切ということである。
次に、マザーボード本体のジャンパースイッチを、ペンティアムⅢ用FSB133MHzに、またFSBグループを、124-155用に差し替えた。これはマニュアルを参照しながらCPUに関係がありそうなスイッチの変更を行ったのである。
次に、BIOS画面で、733MHz(133×5.5(CPU Retio))に設定。中古PentiumⅢ(733MHz:FSB133MHz)は無事認識されたのである(ただし、メモリーは、PC100というタイプが乗っていて、PentiumⅢのFSB Speedと合わなかったが、手持ちが無いためにそのままテスト)。
BIOS上で、800~933MHzのオーバークロック設定もできるが、とりあえず通常設定のままにした。ファンの能力が低く、CPUの温度が高めだったからである。
結構楽しめた。メイン機として使っているものではないので、気楽に行うことができ、自作の一部が理解できた。
注1:CPUをマザーボード上に直接取り付けるのではなく、スロットに垂直に挿して取り付ける。1997年に登場。ペンティアムⅡからⅢの一部まで対応している。
注2:スロットからCPUをマザーボード上に直接取り付けるタイプに戻った。ペンティアムⅢの登場とともに広く普及。
注3:最初にボードに乗っていたCPU(Celeron(Mendocino:400MHz)。