今年の梅雨も雨が多い。各地で起きている土砂災害のニュースは他人事ではない。
山や山脈の斜面に気流が当たると上昇気流に変わる。大気が上昇すると、気圧が下がり、含まれていた水分(水蒸気)は飽和状態になって析出し、雲になり、雨となる。だから、山間部は平地よりも雨が多い。
梅雨前線とは、北方の冷たい空気(冷気団)と南方の暖かい空気(暖気団)が出会うとき、冷たい空気は暖かい空気の下に潜り、暖かい空気は冷たい空気の上へ乗り上げる。このときに上昇気流が生じて雲が発生し、雨をもたらす。この二つの気団が接しているラインを前線といい、二つの気団の勢力が拮抗するするときに停滞する。停滞した前線の代表が梅雨前線であり、太平洋高気圧の勢力が拡大する夏場になり、北方冷気団(オホーツク高気圧)を完全に押し上げたときに梅雨が終わる。
梅雨前線は、冷暖気団が拮抗しながら西から東へ移動するため、梅雨前線の降雨に加え、山の西側の面では、上昇気流の発生による雨雲が発生し、多くの雨が降ることになる。
最近では、温暖化の影響で梅雨前線の活発化が憂慮されており、数年前から日本各地で大雨による深刻な土砂災害が頻発している。被災したお年寄りが、この歳になって始めての大雨だというコメントを聞く。
将来は日本でもフロリダを襲ったハリケーン級の台風の発生・襲来も予想されるというのであるから恐ろしい。
熊本のほぼ中央部にある美里町では、河川の氾濫などで家屋の全壊5棟などの被害が出た。雨の多い我がエリアでも、多くの雨が降り続いた。何時、これまでの土砂災害被災地と同様な被害が起きてもおかしく無い状況である。
所で、梅雨に入る前に懸案事項の一つだった、排水溝の整備をした。
谷からの雨水が流れ出てくるところが長年そのままで、大きな穴になっており、このままでは道が侵食される勢いだったからである。
友人からもらったU字溝を埋め、モルタルで周りを固めた。ただし、道の中に埋められた古いパイプが重さで潰れていて、大雨の時には排水が間に合わずにU字溝部分からオーバーフローしている。若干、枝葉末節小手先気味ではあるが、以前よりはいいだろうと納得させている。
画像説明:(画像右から)谷から来た雨水は画像上でパイプに入る。豪雨の時の勢いは激しく、下のコーナー部分が侵食されて大きな穴になっていた。