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  1. 2007/09/07  モノ作りの孤独 (0)

改めて思う。モノ作りの孤独を。

モノを作るということ。いつも同じ作業の繰り返しを行うこと。日々、同じ内容を積み重ねていくということ。
これは大変なことであるということを改めて思う。ここで言うまでも無いが、積み上げた経験の厚みというものが、人に感動を与えることに繋がる、と思っている。

日々の単調な繰り返しの作業が、技術を、業を研ぎ上げる。しかし、単なる繰り返しではない。そこには、微かな創意や工夫や改善が織り込まれ、無自覚に腕や、身体にフォームを刻印し、確かな加工や立体描写を可能にする。

しかし、様々な悩みや葛藤に悩み、疑問を払拭できない日々が続く場合もある。
そんな時には、何も考えず、取りあえず昨日と同じことをする。昨日の続きを行うこと。倦まずたゆまず、ボチボチでもいいから、昨日の続きをやる。
焦らなくても良い。ゆっくりで良い。歩を緩めないこと。手を動かすこと。これ以外に技術の、また、選択されたその職業から得られる人間としての向上はないように思う。

ただし、これだけではいけないように思う。
戦後、清里で日本の青年を指導(?)した、ポール ラッシュは、彼らに、健康であること、宗教を持つこと、そして、「Must be first」といった。私は、これを「一流を目指せ」と解釈している。そしてそのことを、単調な日々の積み重ねという孤独な作業の中で、品物に込める倫理観と同様、把持し続けることが重要だと思っている。
2流や3流を是とする意識では、時に気持ちが切れる。孤独な作業の中で気持ちが切れるとクォリティの保障できず、新しい試みへの勇気も萎えるのである。
これでは、日々の単調な仕事の積み上げが、多少虚しいものになると私は考えるし、この仕事を選んだ意味がないと思うのである。

しかしながら、いつもめげそうになる気持ちを繋いでいる・・。

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