2スト刈払機をやめた理由。
エンジン周りが混合オイルでベトベトになる(注1)。
ガソリンとオイルの混合が面倒(注2)。かといって、混合ガソリンを買うのは割高。
環境問題。
4スト刈払機を選んだ理由。
混合燃料の調合のわずらわしさから開放される。
燃費がいいといううたい文句(2ストのほぼ2倍)。
環境負荷が低い。
ということで、ロビンエンジンを積むM社のハンドルタイプ4スト刈払機を購入した。
(単純に企業イメージの良さからホンダにしたかったが、M社のものが安く売られていたため)
使用して分かった4スト刈払機の深刻な問題点―
目線よりやや上の草を連続して刈っていると、大量の白煙が排気管より出始める。
メーカーに問い合わせたところ、エンジンを傾けることによって、ブローバイガス還元ホースから、オイルがエンジンに吸い込まれ(オイル上がり現象)、燃焼したことによって白煙が発生したとのこと。
また、連続した高所(身長より上)の刈払いの想定はしていなく、改善は難しいとのこと。
ブローバイガスは、通常エアフィルターからキャブレターに行き、再燃焼される。ということは、エアフィルターがオイルでベトベト状態にある(?)と考え、チェックすると、案の定フィルターはオイル漬状態だった。
これでは、エアーの吸入量が落ちて、正常燃焼していないのではないか?
白煙に気がつかないまでも、瞬間的に高所の枝を切る程度でもフィルターにはオイルが逆流(?)するに違いない。このような状況では、オイルの減りが想像以上に早いと考えられる。オイルの量に気をつけていなければ、エンジン焼付きの可能性もある。
平坦地だけを切る場合なら何の問題も無いだろう。しかし、身長より上の斜面の草や枝を連続して5分程度切る程度でオイル上がりが発生する。これでは正直使えないと思う。
ただし、エンジンの向きが様々に変化しない背負い式では問題はないだろう。
改めて、4スト機を2スト刈払機と比較してみると―
重い(自重)。
高い(価格。一般的に)。
エンジンオイルの交換が面倒(オイル交換がしにくいし、もれて汚れる)。
燃費は大して良くない(注2)。
オイル上がり現象があるため、常にオイル量に注意する必要がある。
参考までに、4スト刈払機を売っている、ホンダのカスタマーサービスに問い合わせた。
返答はほぼ同様。
高所の作業では、オイルが混合して白煙が出ること。
対策はなされてないこと。
想定として、長時間の高所の作業はされてないこと。
対策の予定はないとの返答を得た。
結論。
M社だけではない。世界の4スト汎用機メーカー、ホンダの刈払機も同様だった。
4スト刈払機の購入を考えている方で、芝生など、平坦な面だけの使用に限られる方以外は、事前に購入対象メーカーにオイル上がりの問題を確認してみることを強く勧める。
4ストは、オイルを燃やす2ストよりは、環境負荷は少ないと思う。しかし、現在の4スト機には、問題もあり(オイル上がり現象があれば環境負荷が低いとも言えないではないか)、4スト機を購入するなら背負い式に限るというのが今回の結論。
付記:M社の取扱説明書には、オイル上がりの可能性が、注意事項としてまったく触れられていない。これも問題である。
M社カスタマーサービスには、この問題の抜本対策。及び、取扱説明書に、オイル上がりによって白煙を生じることを注意事項として記載して頂くよう要望したのだが・・・。
注意:この記事は、M社への誹謗中傷を目的としたものではない。M社の電動工具の信頼性は非常に高いことは、実感しているし、我家をウーファーとして訪れたドイツ人ウッドワーカーは、ドイツではM社がNO1といっていた。4スト刈払機についての注意喚起として記述した。
注意2:この記事への訂正記事があります(2009/07/01発行)。
注1:使用後の清掃をきちんと行なっていないからいけない?
注2:最初は簡単に混合ができる容器を知らなかった。後半は簡単混合を行っていた。
注3:以前の2スト機と現在の4スト機の排気量は同程度(4スト機がやや大きいか(?)、しかし燃料タンクもやや大きい)だが、1度の給油で使える時間は同程度だから、燃費の良さを実感できない。まして2倍は考えられない。ただし、通常4ストロークエンジンのほうが間違いなく燃費がいいはずなので、2スト機と同様の理由がよく判らない(我家では主に主婦が使っており、エンジンをブン回すことはまず無い)。正直落胆。