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  1. 2009/09/12  木工機械 (4)

セコハンの木工機械というものは、鋳物の変形も出ている可能性もあるし、擦動面の磨耗や、ベアリングのガタの可能性も考えられる。また、ロックされた部分の緩みも出ているだろう。

木工機械屋において、それを全てチェックし、必要部品の交換、調整、完璧な状態に戻して出荷することは無理だと思っている。可能でも高いものになってしまう。

コスト。ベネフィットと整備クォリティのバランスだが、熟練技術者が減り、市場競争の中でもがく木工機械屋に期待できることは少ない。
いや、何より誠実な機械屋の少ないことが問題なのかもしれない・・。
だから、中古木工機械に精度を期待するのはやめたほうがいい。不良箇所があって当たり前だと思えば腹も立たない。
(お願いだから、塗装や整備などしないでいいから現状で売ってくれ!)

では、新品なら大丈夫かというと、それがそうでもない。
私の経験では、マレーシア、ラオスで購入した台湾製の木工機械は安いが、やはり作りが甘く精度が出にくい。

ラオスの訓練短大に入っていた日本製の木工機械(自動、手押し、昇降盤、角鑿)の品質もひどかった。その中の一つのメーカーは、主に学校の木工室用に販売実績があるのだという。作りが甘い理由が判ったような気がした。
その、国産木工機の角鑿盤は、押え装置の設計不良(断定)で始終トラブルを起こし、上下の位置決め用ストッパーは振動で動くひどいもので、手押鉋盤は、フェンスの送り出し装置のシャフトの鋳物製ハウジングのロック部分が割れ、ベアリングは焼きついた。

新品で購入してトラブルが発生すると落胆度は更に大きい。

現在使用している木工機も、自動鉋盤を除いた全ての機械は調子が悪かった。鋳物の変形もあったし、何より整備がひどかった。

私の勤めた木工所で使っていた古い木工機械は、ほとんどトラブルが無かった。
(余談だが、そこで使っていた昇降盤は、柄取り装置に付いているタイプの定規が、定盤の上に付いているものだった。この定規だと柄加工が実にやり易いのだ)

今回、多くのトラブルを抱える手押鉋盤の再調整を行った。詳細情報は「家具制作鯛工房」でどうぞ。

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2009/09/12 7:09 PM | M

こんばんは。
先日機械屋にて、katuさんが木工所時代に使われていたのと同じ機構の、
昇降盤を見たのですが、この定規は、動かすたびに平行度を調整しなければならないものなのですか?
(定盤と定規ユニットを固定する、取り付け部分。石津と言うメーカーの古いものでした)

2009/09/12 9:20 PM | katsu

それはありません。
柄取り装置の定規も、動かした後、そのままロックしますが、それと同様です。
私を含め、どの職人もこの機械を使い、今よくある定規がラック式の昇降盤は不人気で、一方が占領されているときに仕方がなくて使うという具合でした。
ちなみに、ラック式の微調整はやりにくいので、玄翁で叩いて行うのが職人の常識でした。
兎に角、ジョイントのオス加工には最適だと思います。ショルダーを加工し、その後、材を垂直に立てて柄の厚みを決定(加工)します。

2009/09/12 10:16 PM | M

見たものはユニット自体を動かすと、平行も何も有ったものじゃなかったので
専用品ではなかったのかもしれませんね。
ラック&ピニオン式でしたら、ホゾ取り定規状のものに近い感覚で
使えますか?

2009/09/13 11:21 AM | katsu

木工機械を見る機会は結構ありますか?
今の昇降盤はほとんどラック式です。
それを見れば判断できます・・・かな?
ホゾ取り定規状のものに近い感覚で
使えますか?
基本的には同じ機能ですから、そうも言えますが、
柄を取る場合の使い勝手は違いますね。

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