ロケットストーブの名称だが、「燃焼室及び煙突(燃焼室兼煙突)」は空気と木炭ガスの再燃焼で上方向の激しいドラフトを生ずる。それをもって「ロケット」と呼ぶらしい。
(下のイラストでは、燃焼室兼煙突部分をヒートライザーと呼んでいる。このヒートライザーがロケット噴射に似ているという所以)
上のイラストは、前回の記事で触れた、ラリー・ウィニアルスキーによるロケットストーブの原理を分かりやすく描いたものである。
再度、その特徴を簡単にまとめると・・。
■燃料は、空気の流れを阻害してはならない。
■スムースな空気の流れと、燃焼による木炭ガスは、燃焼室に入って激しく燃える。
■断熱された燃焼室内部は高温を保ち、効率的な燃焼を保障する。
(燃焼室および煙突部分の断熱はロケットストーブの特徴である)
これは、クッキングストーブとして応用した例である。
鍋(Pot)はスカートで覆われ、高温の燃焼ガスの効率的な熱交換が行われるようになっている。
スカートを用いるのもロケットストーブの特徴である。
このロケットクッキングストーブは、アフリカ等で行われている従来からの煮炊きに比べ、燃料が半分程度ですむらしい。
別の資料によると、「燃焼室兼煙突の断面形状(四角か丸)」「燃焼室兼煙突のサイズ」「鍋の直径」による、スカートと鍋のギャップのデータがでている。
例えば、
燃焼室兼煙突の断面形状:円筒状
燃焼室兼煙突のサイズ:直径12cm
鍋の直径:20cm、30cm
の場合、スカートとのギャップは:16㎜、12㎜である。
下のイラストは、室内暖房用ロケットストーブの構造図である。
断熱された燃焼室兼内部煙突は、すっぽりとドラム缶で覆われ、燃焼ガスはドラム缶下部から排出される。
このドラム缶が熱交換器となる。
上図では、薪を水平方向に入れるようになっているが、下図のストーブでは上から垂直に入れるようになっている。
ロケットストーブは、薪の先端に火をつけることになっている。そのため薪は、燃えていくごとに自動的に供給されるのである。
