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前回は、インナー缶の中にペール缶を入れて燃焼させた。
暖かくないため、今回はインナー缶を取り去り、ペール缶を直接入れて燃焼。

当然とはいえ、今回は暖かく問題ない。
ただし、ペール缶が低く、燃焼ガスは反転しないため、燃焼方法は普通のストーブと同様(ダンパーも開けたまま使用)。

■これまでの実証試験で掴めたこと。
このタイプのソーダストストーブは、現在まで日本でほとんど使用されたことがないのではないかと思う。そのために、情報がほとんど無い。
燃焼ガスを反転させる方式の性質は、使用して初めて判った。

(1)ペール缶での燃焼時間
ソーダストの詰め方、空気量の調整にもよるが、ペール缶で4~5.5時間。
燃焼時間は、外気温、室内の広さ、煙突の取り回しによって違ってくるが、ペール缶で4~5時間薪を加えなくていいのは、このストーブの最大のメリット。
注1:ソーダストは、人工乾燥済広葉樹で、本来適さない自動鉋盤木屑も含む。
注2:ペール缶の高さが低いため、ダンパーは開いて使用。

(2)反転方式の効率
燃焼ガスを反転させ、下部排煙口から出すと、下部排煙口までが熱交換に使われるために効率がいい。
しかも、下から入った空気は、インナー缶に入ってソーダストを燃やすことに使われる一方、本体と、インナー缶の間に入って、燃焼ガスへの2次空気の供給になっていると考えられる。

(3)換気扇の影響度
ストーブと煙突内部が十分暖まっていないうちにダンパーを閉じた場合、シビアに換気扇の影響を受け、煙が逆流する。一般的な薪ストーブよりも影響大。
ただし、煙突の取り回しで変わってくると考えられる。

(4)反転方式の危険度
燃焼ガスが反転する方式がどのような性質を持つか? を実感した事例。
ダンパー、空気取り入れ口の両方を閉じた状態で蓋を持ち上げて中を見ようとしていると、暫らく後、「ボッ」と、爆発に近い燃焼が起き、髪の毛を焼いた。
未燃焼ガスが反転して内部に溜まっていて、蓋を開けたことによって酸素濃度が上り、急激に再燃焼したと考えられる。
蓋を開けるときは、ダンパー、空気取り入れ口の両方を開いた状態で行うこと。この状態だと問題ない。

(5)その他
ソーダストではなく、通常の薪を詰めた場合の注意事項。
例えば、エアーを絞って火が消え、くすぶり始めた場合、暫らくして自然再着火すると通常のストーブよりも爆発度(急激な燃焼度)が大きいようだ。インナー缶内部に未燃焼ガスが溜まり易いことが原因だと思われる。
くすぶり始めたら、速やかに燃やしてやる必要がある。
ソーダストの場合、現在までそのような事例はない。

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