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年の瀬に

2009/12/31

今日はホールディ雪。夕刻で10cmは積もっている。
音もなく、来訪者もなく、停止したような工房の中で、ようやく新しい椅子を組むことができた。

今は、疲れる恒例の年の瀬プログラムの途中。
大物の「EY」が出たばかり。
昔、彼の「成り上がり」という著作には感動した思いがある。
続けることは共感を呼ぶという好例だろうか。

最近借りた、DVDのスパイダーマンの中で、
叔母さんが、落ち込んだヒーローに、「最も困難なことから始めなさい」というのだ。
「それは、自分を許すことから始めなさい」と。(記憶曖昧御免)

宗教観なしには語れないことか?
とまれ、そこからスタートするというということ、困難で、見落としがちかもかもしれないけれど、本当に重要なことだと思う。

自分の心の棘を抜くことは難しいけれど、自分を許すことなしに人は許せない。
逡巡している自分がいる。

続けることは難しい。
感動を与えることは難しい。
今日組み上げた椅子は、自分の中ではとても難しい椅子だった。
しかし、何とカッコ悪いのだろう。

皆さん、いいお年を。
(私は悪い初夢を見そうだが・・)

クサル

2009/12/28

突如、ブログのヘッダーへ広告が表示された。
利用しているのは、LDブログ。

広告を嫌って有料版の「PROプラン」を契約したのに、どうしたんだ!。憤慨。

問い合わせると、「順次ヘッダーへの広告が表示されるようになりました」とのこと。
さらに「非表示に出来るのは、「ADVANCEプラン」以上の有料版となりますので、ご了承頂きますようお願いいたします」、である。

広告が表示されれば、「PROプラン」の意味はない、広告や制限の多い無料版でもいいことになってくる。

これ以上高価な費用をLDに払うつもりはない。
そうなると、選択肢としては、他のブログへの引越し、あるいは「Movabletype」を利用して自分で一から制作、もしくは、ブログを止めるしかない。

他で継続するにせよ、問題がある。データのエクスポートである。
「PROプラン」の場合、テキストは可能(コメントはどうだったか忘れた)。問題は画像。

以前は、LDの自分の画像フォルダーから、画像のダウンロードができたのだが、現在はフォルダー内に画像データがない!。
画像アドレスは同じだが、別の場所に保管されるようになっている。
よって、画像のエクスポートができない(できるのかもしれないが、今日現在判らない)。

仮に、全てのデータを確保できたとしても、引越し作業には膨大なエネルギーが必要になる。

すっかり意欲をなくした。

到来

2009/12/21

雪が続いている。
昼も断続的に降るので実に寒い。
工房用の薪がみるみる減っていく。
薪は減っていくが、工房温度は上らない。

外は暗く、窓外には雪だけが無声映画のように舞い、作業にミスでも起きれば気分も萎える。
そんな時に限って、ミスが続く。
ミスが続くと晩酌も心持、冴えない。
心持、気分は冴えないが、熱燗は今日も何故か旨い。

昨シーズン最後の白酒が少々。
調子に乗って嗜む。
この出来がいい。

そして、いよいよ仕込み時期到来・・。

雑菌の混入繁殖を防ぐこと。
味噌醤油用麹ではなく、清酒用麹菌を使用することが成功の秘訣。

昨年は、清酒用の一般的な麹菌である、「高級醪(モロミ)用」という種麹菌を使用して仕込んだ。
麹菌は、デンプンを糖に変える。

糖をアルコールに変えるには、酵母を用いるが、清酒用酵母は酒造免許がないと買えない。
そこで、巷ではイーストや、新鮮な酒粕を用いたりする。
また、海外のホームブリューワリーサイトで、「SAKE YEAST」を扱っているのを見たことはある。

所で、今年は、種麹菌として、「特別醪用吟香(ギンカ)」(特許第150356号)を購入した。
メーカーの説明では、「ロイシン酸生成力が強く、香りと味の調和がとれた清酒になります。純米・本醸造等の上級酒に適しています。吟香を使用した清酒の香気増強方法は特許を取得しており、発売以来、清酒香気の増強と酒質のバランスの良さで大変ご好評をいただいております」とある。

ただし、米、精米率、酵母等々とのバランスで仕上がりが決定されるため、麹菌だけで味が決まることはあり得ない。

麹菌は、「秋田今野商店」で購入することができる。
私のような初心者は、静かに普通酒用種麹菌である、醪(モロミ)を指定すればいい。

本領発揮

2009/12/18

ソーダストストーブにおいて、ダンパーを閉じて反転させると、パワーがないということを書いてきた。

ドーナツ状内底を置いた前回の報告では、ほとんど、ダンパーを閉じた状態では燃焼させていない。
先ずは、ダンパー開の状態でのチェックに主眼を置いたためである。

その後、ダンパーを閉じて燃焼を行った。

ダンパー開の状態で、30分程度燃焼させる。
充分燃焼が進んだ時点でダンパーを閉じる。

暫らくすると、本体から、大量の放射熱。
どうした!、という位。

ダンパーを開けて燃焼させると、本体の上部だけが熱くなるが、ダンパーを閉じると、時間と共にストーブ本体全体が熱くなり、エアーを絞らないと熱放射は強烈。
ただし、安い鉄板ストーブが赤くなるときのような危険な熱さではなく、安心感はある。
ストーブ全体から全方向への熱放射という印象。

空気調整器は5~30㎜程度引出して燃焼させた。
開度によって、熱くなるまでの時間の差はあるが、熱くなってからの熱量は変わらない。

ダンパーを閉じるとパワーが落ちていたのは、ドーナツ状内底がないためだった。
エアーがインナーとアウターケースの間から入り(昇り)、燃焼ガスのダウンドラフトを阻害していたのだ。燃焼ガス反転式の効果を実感した。

ただし・・。
ドーナツ状内底を置いた状態では、そうで無い場合に比べ、燃料全体が、高熱状態の中に置かれる。そのため、木炭ガスが激しく発生する(のだろうと思う)。
エアーを絞らないと、ソーダストは、急激に燃えた後、すみやかに抜殻状態になり、パワーの無い抜殻がヘロヘロ状態で燃え尽きるのを待つというような状況になるようである。
妙に熱い場合は気をつけないといけないと感じた(寒い場合はそうも言ってはいられないが・・)。
エアーを絞れば、有効燃焼時間にそれほどの差はないようであるが・・。

前回のリポート同様、ダンパーを開けた場合は、燃焼というか熱量にあまり違いはない。

私のソーダストストーブの範となった、Fulgora sawdust burning stove のインナー缶を支える部分が、1枚の鉄板でできているということは、これまでの検証を大きく覆す可能性がある。

私は、インナー缶の支え部分の構造が良く判らなかったために、3本のステーで支えとした。そして、この構造では、エアーは、2つの容器(缶)の間に相当量入って来る。
オリジナルでは、インナー缶の底の穴から入るだけである。

オリジナルの画像を見つけて以来、眠れない夜を過ごしてきた私は、今日ようやく、インナー缶を支えるドーナツ板を作る機会を得た。

3㎜の鉄板を買ってきて、ジグソーでドーナツ状に成形し、ステーに乗せた。

他の燃焼条件はほぼ同じ。
燃焼は、やはり若干の違いを見せる。

初期の立ち上がりは(暖かくなる度合い)、3本ステーの方が早い。
想像通り、オリジナル(ドーナツ底)のほうが煙道部分だけが燃え、ソーダストの上に乗せた杉ブロック全体が先に燃えることはなく、中心部だけが燃え、他の部分は黒くこげているだけだ。
3本ステーの方は、杉ブロック全体が燃える。隙間からの酸素の供給があるためであろう。

立ち上がりは、ドーナツ底のほうが遅いが、炎が激しく立ち昇って来た後は、むしろドーナツ底のほうが暖かいかな?、という感じである。
また、バンパーを閉めた後のパワーダウンもあまり感じないという印象(充分燃え上った後の話)。

思ったほどの違いはなかった・・というのが第1回目ドーナツ底燃焼の印象。
ただし、薪ストーブというものは(とりわけソーダストストーブは・・)、微妙なタイミングで燃焼の仕方が変わったりするため、コンスタントな燃焼の方法や、ススの付き方を把握した時点でなければ公平な判断はできないかもしれない。

煙突の直径

2009/12/11

煙突掃除は、薪ストーブの大きな問題点である。

昨シーズン、我家では、20日から1ヶ月に1度は煙突掃除をしていた。
凍えそうな日に、煙突が詰まって薪が燃えず、煙が逆流してきて、掃除するしかないことが、何度かあった。

最近、煙突が詰まるのは、直径の影響が大きいのではないかと思っている。

工房で使っている鋳鉄ストーブは、椎茸ボイラー用(120~125㎜位)の煙突を用いているが、設置して以来掃除をしたことがない。
そのため、自宅では絶対に使わない、乾きの悪い薪は全て工房で燃やしてきた。
それでも詰まらないのだ。
(ストーブの使用では100㎜クラスだが、煙突位置が上向きなので、それまで使っていた120㎜煙突をかぶせて使用している)

カラマツストーブ建具屋の知人が来て、煙突が詰まって仕方がないので、昨シーズンは思い切って150㎜に交換したらシーズン中の掃除が不用だったという。

某ストーブメーカーの担当者は、100㎜クラスよりも120㎜の方が引きがいいので、詰まりにくいという。

そういえば、信州で、カラマツストーブを売っている。
ヤニの多いカラマツを燃やすためのストーブである。以前見たそのストーブは煙突が異様に太かった。
再度確認してみると、直径200㎜(!)だった。最終的に、この直径が必要だったのだ(画像上)。

このような事例から、乾燥したペレットだけを燃やす以外、煙突の直径は、最低でも120㎜は必要なのではないかと思うのだ(確証はないが・・)。

ロケットストーブ-エギゾースト所で、巷の関心の深いロケットストーブだが、画像では、巨大なエギゾーストパイプ(煙突といっていい)をダブルで使用している。

ロケットストーブの原理は、ライザー部分で2次燃焼が起き、その燃焼ガスが排気(排煙)を押出す。
しかし、十分な燃焼が起きない場合、あるいは、失火してくすぶるような状態が続く場合、横煙道が長いために、内部にススが溜まってしまうことはないのかという不安がある(実際は不明)。

画像の太いツインエギゾーストを見ると、様々なトラブルの解決事例として理解すればいいのだと思った。

カラマツストーブは、「信州カラマツストーブ☆佐久穂町役場」から、ロケットストーブの画像は、「Rocket Stove」から引用させて頂きました。

発見!

2009/12/06

Flugora Sawdust-Stoveの画像を発見した。
英国のオークションサイトに出品されていた(01 Nov, 2009 15:58:19)。
今まで、このストーブの全体像を見たことがなかったために、イマイチ実感が涌かない部分があった。
実物画像は、思ったより良くできていた。
チープな金物系ではあるが、欧米系工業製品らしさを感じられる製品だ。

Flugora Sawdust-Stove 01東洋製だと、古い雑貨系金物屋系はどうしても、粗雑で、安物、少しの間だけ持てばいいだろうといった、最初からすぐに壊れそうな印象がまとわり、「四の五の言わずにさっさと買ってよ。用は足すわよ」と、ニベもなく言い放つ、擦れたコンドーム売りのオバンのような味気なさが漂ってしまうのだ。

悔しいけれど、思ったよりも味があって、少し安心した部分もあった。
生活用品に取り付いている、東洋的すれっからし感覚がなかったからだ。

Flugora Sawdust-Stove 02説明では・・

A Fulgora sawdust or wood shavings burning stove.
34″ / 870mm high.
17 1/2 ” / 450 mm diameter.
Takes a 4 1/2 ” / 112 mm flue (flue not inc.)
Used, rusty but ready to go!
£39.99

・・とあった。

煙突位置が異様に低い。
着火時の煙の引きが心配される位置である。うまく引くのだろうか?。

センターシャフトも鉄製。
空気調整口は横スライド式等々(以前の記事で紹介)。
スライド式に越した事はないが、私の試作品は、コストを落とすために、鉄工所と相談の上、引き出し式にした。

Flugora Sawdust-Stove 03所で、3枚目の画像!
瞬間、理解できなかった。

本体の底の穴が大きい。
つまり、インナー缶の受けが、穴の開いたドーナツ状の鉄板ということである。
インナー缶の受けが良くわからず、私は、3本のステーで受けるようにした。
これでは、私のものとは燃焼がかなり違ってくる。

オリジナルのエアーは、インナー缶底部のφ70㎜の穴からのみ入ることになり、ソーダストの燃焼は激しいものになると想像できる。
私のものは、本体とインナー缶の間にも、空気は進入するため、ソーダストの燃えが弱かったり、反転させた場合に燃焼が弱まる傾向があったのかもしれない。
(ただし、そのせいで薪を投入した場合の燃焼が長持ちする傾向があるのかもしれないが・・)

所で、インナー缶の底に、穴の開けた円板を落とし込んで燃焼させた場合(つまりオリジナルのように)、ロケットストーブと同様の効果があるのではないかと考えたことがあった。
ソーダストが形を保つ間に限られるが。

本体内径と同等の円板中央に穴を開け、本体に落とし込んでインナー缶の受として燃焼させてみなければならなくなってしまった。
忙しいのだが・・。

ジョーク/輪切ソーダストストーブのオーダーに関する事項、及び、このブログで書いてきた、使用法、注意事項を整理し、「家具制作 鯛工房」のサイトにアップロード(ソーダストストーブのオーダー・使用法)(関心のある方は御覧下さい)。

記事を読めばお分かりのように、薪の確保の困難さから開放されたくて、このストーブにたどり着いた。
個人的には、ソーダストをメインに、普通の薪も燃せること。
使用コスト削減のために、ペール缶や中型ドラム缶の効率的な使用も視野に入れたデザインにした。

試行錯誤の上、ようやく燃焼上のコツを掴み、快適な冬を楽しんでいる。

興味のある方からの問合せを頂いてもいるが、このストーブは、ブログでのリポートにあるよう、通常の薪ストーブには無い燃焼上の特徴がある。
(それを御理解頂き、納得の上、自己責任での使用をお願いすると共に、新たな改良、試みを期待しています)

画像は、丸太の切り落としの中央に穴を開け、ソーダストカートリッジの上に載せた所(若干のジョークを込めて)。
この後、ソーダストの上で、ウッドドーナツは長く燃えた。