我々の常識を遥かに超える、何でもありの状況。
だから、トヨタの問題が起きた時には、もしやと思って記事を書いた。
国際情勢に詳しいわけでも何でもない。
この問題に対するトヨタの対応のまずさは否みがたく、御曹司のフットワークの重さ、果断な決断のなさは、日本でも多くのコンシューマーに不信感を与えた。
実際、国内でもプリウスユーザーが、ブレーキが効かず追突事故を起こしていたというニュースが流れた後の対応でも、トヨタは欠陥ではないという表明を繰り返した。
ここでの目的はトヨタ批判ではない。
2/10付のウォーリ・ストリート・ジャーナル紙に引用された複数のトヨタ幹部は、今回集中砲火を浴びたプリウスと、アクセルペダルの不具合は、実は、技術的には無関係のものであり、現在の問題の60%は政治的なものであると述べている。
2/11付の産経新聞では、「トヨタは最近、アメリカ議会へのロビー活動がおろそかになり、米国政府の意図が見抜けなかったので、対応が後手に回ってしまった」という、アナリストの意味深なコメントを紹介している。
最近、オバマが「警告」を鳩山由起夫首相に向け発し、日本が中国から離れ、コースを反転しない限り、トヨタを、続いてホンダを「破壊する」というニュース記事を目にした。
上記の「警告」は、事実か否かは分からないが、政府間では、今回のような「高等話術」を使い、相手方に、自らの不快感を伝えることは、現実にあるという。
これを、アメリカの傲慢、と言えばシンプルな批評で終わる。
アンフェアに怒るなら、折り合いをつけながら、自他が認めるナンバー1を目指していくことが大切なんだろうなと思う。
再度、ポール・ラッシュが、戦後日本の若者にいった言葉。
「Must be first」