三菱インバーター FREQROL-D700 その他のセッティング
汎用磁束ベクトル制御の選択。
これにより、大きな始動トルク、十分な低速トルクを得ることができる。
実際、どの程度効果があるのか、果たして必要か?、は分からない。
興味本位が大半だった。
磁束ベクトル制御とは?
負荷トルクに見合ったモータ電流を流せるように電圧補正を行うことにより、低速トルクを向上させることができるというもの。
詳しい理論は難しすぎて、私には理解不能。
設定
1.使用モータの設定を行う(パラメータNo.71)
使用モータ設定→No.3(その他)
2.モータ容量(パラメータNo.80)
適用するモータ容量→0.75Kw
注意:その他の場合は、オフラインオートチューニングを行わなければならない。
オフラインオートチューニングとは?
汎用磁束ベクトル制御で運転する際、モータ定数を自動測定させることで(オフラインオートチューニング)、モータ個々の設定ズレ、他社モータ、配線長が長い場合でも最適な運転特性でモータを運転できる。
設定
3.オートチューニング設定(パラメータNo.96)
設定→No.11(モータを回転しないでオフラインオートチューニングを行う)
終了までに数秒~10秒程度かかる。
設定(以下使用モータの規格にあわせる)
4.モータ励磁電流(パラメータNo.82)
モータ励磁電流(無負荷電流)→3.2A
5.モータ定格電圧(パラメータNo.83)
モータ定格電圧→200V
6.モータ定格周波数(パラメータNo.84)
モータ定格周波数→60Hz
以上で、汎用磁束ベクトル制御による運転を行うことができる。
また、オートチューニング後、[パラメータNo.90→モータ定数]にて、チューニングデータが自動設定されているのを確認できる。
参考:この件に関しても、「T’s 韓国日記」の松本さんにアドバイス(下記参照)を頂きました。ありがとうございます。
汎用磁束ベクトル制御について
インバータの制御のひとつで、現在の製品は、制御方法が何種類か設定できます。
多分、今までは単純に電圧と周波数を発生させるV/fコントロールだったはず。
それを、この磁束ベクトル制御に変更したということですね。
制御的には、
V/fコントロールの場合
・単純に決められた電圧と周波数を発生させるだけ
・だから負荷トルクはどうなろうが知らない
・起動時にトルクが弱い(せいぜいモータ定格トルクの100%程度)
・負荷に対して速度低下がある(100%トルク要求に対し、2%程度速度低下する)
・急激な負荷に対し、過電流の発生可能性がある
ベクトル制御の場合
・負荷が要求するトルクを発生しようとコントロールする
・起動時のトルクは150%位発生できる
(まあ、旋盤の場合は起動時には負荷が掛かっていないの、あまり関係ありません)
・負荷が掛かってもその速度を維持しようと必要トルクを発生し、頑張ります。
・頑張っても若干速度ダウンしますが、V/fに比べれば早々少ない
・急激な負荷が掛かっても過電流など起こらなく、安定した運転を継続する
・内部でベクトル演算するので、最初に一回、必ずオートチューニングが必要
という違いでしょうか。
ベクトル制御の方がV/fに比べると数段ベターですし、速度変更ボリュームをいろいろさわっても安心してコントロールできます。