台風の影響で、雲が低く宮島を覆っていた。
風はなかったが、不断なく小雨が降っていた。
島は、思いの外大きく、また、本土から近く、眼前に迫っている。
何度も山陽道を通りながら、宮島にある厳島神社には行くことがなかった。
しかし、一度は訪れたい場所だった。
今回、広島に所用があり、厳島神社に行く機会ができた。
国宝で、しかも世界文化遺産という最強の肩書きを持つが、海上に建つ朱の大鳥居のインパクトが、多くの庶民の興味をそそるのは間違いない。
旅行で行くのに、どこかの神社を選ぶ場合、単純に海に鳥居の立つ神社に行きたいと、思う方は多いと思うのだ。
フェリーから見る鳥居は荘厳だった。
日本のいい点、弱点は、様々あるが、日本神道系が持つ独特な秩序感は、いつ接しても素晴らしいと、思う。
言葉にならない説得力が迫ってくるのは何故。
日本全国に約500社ある厳島神社の総本社。
安芸国一宮。
旧社格は官幣中社。
現在は神社本庁の別表神社に指定されている。
その他雑記
建築構造物、建築様式に興味が深い私だが、初学者ゆえの未熟さから、建築構造物としての価値の重さを、認識できないでいた。
世界文化遺産登録の栄誉から言っても、もみじ饅頭その他の雑貨屋の営業範囲を、社殿からもう少し離したら良いだろうにと思った。
歴史が培った、神聖さがスポイルされているのが残念だった。
画像上は、左楽房から望む五重塔。下は、汐の引いた鳥居の下に集まる観光客。