2007年02月
  1. 2007年02月25日: トランス脂肪酸への関心 (0)
  2. 2007年02月22日: 快適環境 3 (4)
  3. 2007年02月18日: 快適環境 2 (0)
  4. 2007年02月14日: 快適環境 1 (0)
  5. 2007年02月09日: ペーパーコード販売 (0)
  6. 2007年02月06日: プロが教えない (2)

トランス脂肪酸への関心

2007年02月25日

マーガリンに含まれるトランス脂肪酸への関心が高い。それに関する記事を書いたせいか、当ブログへアクセスして頂く中で、トランス脂肪酸に関する検索キーワードからの割合がかなり多い。
特に、アメリカでの規制(自主規制)のニュース以降、相当増えている。この関心の高さには、私自身驚いている。

こんなマイナーサイトだから、検索でヒットしてくる数はしれているが、参考までに2月の最初の一週間のデータを挙げる。

2007/2/1 7/23(トランス脂肪酸関連キーワード/全ての検索キーワード数)
2007/2/2 5/26
2007/2/3 2/24
2007/2/4 1/23
2007/2/5 10/28
2007/2/6 1/25
2007/2/7 3/24

2月1日の詳細
トランス脂肪酸 ホワイト マーガリン 2(8.70%)
クローン病 マーガリン バター 1(4.35%)
ドイツ トランス脂肪酸 1(4.35%)
トランス脂肪酸 ネオマーガリン 雪印 1(4.35%)
トランス脂肪酸 尿酸値 1(4.35%)
トランスファット マーガリン 1(4.35%)

というような状況である。

そこで、関連記事を書いた推移もあり、メーカーに、この問題に対しての取り組みをお聞きし、回答を頂くことができたので参考までに紹介したい。
関心のある方の一助になれば幸いである。

回答(2007/1/31):雪印乳業株式会社 お客様センター 担当TN氏
トランス脂肪酸に対する弊社の考えは、ホームページにも記載しております
ように、「諸外国と比較してトランス脂肪酸の摂取量が少ない日本の食生活では、トランス脂肪酸の摂取による健康への影響は小さいと考えており、偏りのないバランスの良い食生活をおくることが重要と考えております。」に尽きます。つまり、「朝食でパンにマーガリンを塗ってお召し上がりになるようないわゆる平均的な日本人の食生活ではマーガリン由来のトランス脂肪酸の健康への影響はほとんど無い」と考えております。

しかしながら、当然のことですが、食生活に偏りがあり、欧米並みに脂肪を摂取される食生活をおくっておられる場合はこの限りではないと存じます。

トランス脂肪酸に対する弊社の取り組みについてお尋ねですので、お答えいたします。

冒頭述べましたように、弊社では、「平均的な日本人の食生活ではマーガリン由来のトランス脂肪酸の健康への影響はほとんど無い」と考えております。しかしながら、メーカーといたしましては、お客様のご要望にお答えするため、これまでも美味しさや使いやすさを含め、様々な観点から商品の改良を行ってまいりました。例えば、初期のマーガリンが冷蔵庫から出して直ぐに塗れないことから、「ソフトタイプ」のマーガリンを発売しました。カロリーを気にされるお客様のためにカロリー分で従来の半分程度にした「ハーフタイプ」のマーガリンを発売しております。さらに、コレステロールに関しては、「コレステロールゼロ」の商品を、少し太り気味で、体重を気にされるお客様には「中鎖脂肪酸配合」のマーガリンをといった具合に提供してまいりました。そういった流れの中で、トランス脂肪酸を気にされるお客様には「ネオソフト綿実油ブレンド」という商品を発売しています。この商品はトランス脂肪酸が10g当たり0.1g程度含まれており、当社のマーガリンでは最も少ない商品となります。

ご存知のように、トランス脂肪酸につきましては、米国において、2006年1月よりその含有量の食品への表示が義務づけられるとの報道以降、日本においても各メディアで大きく報道されるようになりました。しかしながら、米国では、トランス脂肪酸のみが表示義務化されている訳ではございません。総脂肪量、飽和脂肪酸量、コレステロール量の表示が以前から義務化されていて、2006年1月からトランス脂肪酸の表示が追加された経緯にあります。
つまり、トランス脂肪酸のみを問題にするのではなく、総脂肪量、飽和脂肪酸量、コレステロール量を含めた摂取する食品のバランスの問題であり、偏りのない食生活をおくることが最も重要と考えております。

先のメールでも述べましたが、弊社は食品会社として、お客様に「安全・安心」をお届けすることを最優先とした商品開発を行い、お客様に「美味しい」と喜んでいただける商品を提供させていただく所存ですので、何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

快適環境 3

2007年02月22日

住いの快適環境に関し、居住空間のことは大雑把に書いた(特に田舎の3流伝統日本家屋(つまり我家))。

快適環境に関し、最も重要な問題の一つは、冷暖房であろう。我家は標高が高いので、夏場の睡眠に関しては何も言うことがないほど快適である。
ほんのり寒さを感じる朝方は、薄い布団が1枚あってちょうど良い気温で、まどろみを楽しんで起き上がりたくないと言えば、その心地よさを共有してもらえると思う。
これは宮城県の北部での暮しよりも心地いいもので、ひとえに標高の高さが関係している。

その分、冬の寒さは格別である。此処は九州でもマイナス15℃位にはなり、居間の飲み残しのコーヒーがアイスになる朝も時々ある。
防寒対策無しでは快適環境は望むべくも無い。昔の人々はよく耐えたと思うが、ある程度の保温機能の備わった家屋でないことには室内での活動はままならない。

機密性の確保と、断熱材の使用は快適化のためには必要条件だが、我が古屋には入ってないし、当面、入れる改造の予定も無い。
(この件に関してはここでは、これ以上述べない)

ある方のサイトでの一番のお勧めは、お湯を循環させ、各部屋に設置したラジエターで熱交換を行なうセントラル暖房だが、私もこの方式が一番いいのではないかと思っている(注1)。

今の日本で、多くの家庭がケロシンストーブを使っているが、何と不便なものが、未だまかり通るのか。
北海道は大きなタンクから給油しているが、本州以南のほとんどの家庭がカートリッジ式の灯油ストーブを使う。詰め替え作業が結構厄介で、老人にはこの作業が負担である。せめて、カートリッジタンクを複数用意し、次々入れ替えるなら多少は便利だと思うが、もしも、カートリッジだけをオーダーした場合、かなり割高になるに違いない。

環境、効率、安全性からいって、個々が炎を燃やすよりも集中発電を行い(送電ロスを差し引いても)、電力を利用したほうがアドバンテージが高い事は実証されている。

深夜電力を用いて給湯、暖房を行ない、オール家庭電化制度を利用すれば電気料金も割安になると聞く。
安全で給油の手間から開放され、環境負荷が低く、ランニングコストの低い快適システムは快適さに留まらず絶対に必要である。

問題点は、日本の場合、電気式ボイラーにせよ、兼用ボイラーにせよ、耐久性が低いという点、非常に薄くなっているモダンラジエターは見栄えはいいのだが、価格が高い点と耐久性への心配、そして施工費が高いことである。

鋳物製ラジエターをどこかの国から輸入し、自分で配管したい。ずっとそう思っている。

我家を訪れた英国人ウッドワーカーが、ハイテクの国日本で、未だにローテクなケロシンストーブを使っていることに驚いていた事が忘れられないでいる。

注1:配管やユニットが出ていて邪魔になるというデメリットもある。床暖房を第一に挙げる方もいると思う。私が選ぶ理由は、設置コストと、自分で施工する可能性なども含んだ極私的判断であることをお断りしておく。

快適環境 2

2007年02月18日

前回、快適環境のことを書いたのは、長い間、古くて隙間風が多い木造住宅に暮らしてきたのが大きな理由であるように思う。

冬を前にして、昨年暮れに怒りの防寒対策を行なったことは以前書いた(別に怒る必要はないが)。
手を入れすぎると建て直したほうがいいということになるので、中途半端、その場しのぎではあったが、相当に快適にはなった。

そのような事情があり、日本の住宅の快適性に関し、改めて関心を持っている。
加えて、歳を取ってきたせいで、古傷の膝が痛み、屈むのが億劫になってきているから尚更である。
テーブルで食事をし、ソファに横になってテレビを見、ベットに入るという生活習慣は本当に楽だということが海外生活で判った。

我が国の伝統的な間取りは歴史的には意味があったと思うが、今、問い直してみることは大切ではないかと思っている。
(別に万人が問い直さなくても、自分は、自分に合ったアレンジを考えてみたいと思っている)

(ただし、ここで確認しておきたいのは、HPやブログでも家建て奮闘記関連をテーマにしている方は多く、その多くはモダン建築であるから、私がここでテーマとしている田舎古屋改築関連とは快適さのレベルが前提として違うということを承知されたし)

数日前に、NHK BSで、古い建物を改造して暮すという内容の英国番組を見た。
文化財クラスの古い建物の外観は、法律でアレンジできないよう規制されているが、内部は、オーナーの希望によって快適空間にリノベートされ、建物を保存しながら、伝統を楽しみつつ快適に暮す様子が映し出されていて感心した。

我々も、高価な建設費用を払ってまで、不便不自由、快適さを損なう暮らしを我慢する必要もないし、我慢の前にそれを自覚する学習の場(?)が与えられるべきであると思う。伝統の良さと快適さを享受できるのは英国国民だけに与えられた特権ではない。

彼らと同様に、我々の祖先が築き上げた伝統のよさを生かした現代生活のよさを享受する方法を、別に文化遺産家屋に住むという事ではなくても、一つの選択標準としなければ日本の住文化は昇華しまい。
そして、その認識と学習が、新しい素材や意匠を用いた、その場しのぎ的なモダンインテリアを飽きることなく生み出し、無益に消費していく連鎖を、良い意味で断ち切るきっかけにはなると思っている。

快適環境 1

2007年02月14日

仕事柄か、海外の映画やテレビドラマの室内シーンでは、どうしても家具、家具のディテール、インテリア、間取り、そして建物自体にも注意を凝らしてしまう。

そして、思うのは日本住宅の使い勝手の悪さである(あるいは快適さをないがしろにしてきた手法を思う)。

都市部の最近の高層集合住宅の使い勝手や部屋割りは、かなり変わってきているようであるから、一概には言えない面もあるが、郊外や田舎の伝統的な住宅の間取りは、仏間(床の間)を含んで二部屋が続き、襖を取り払うと大きな空間が出現するようにデザインされ、それらの部屋の南側には廊下が配置されるという標準様式が根付いている。
その建物の中で最も快適な環境になるであろう空間を、最も使用頻度の少ない、祝言や葬儀などの催しのために用意し、通常、最も頻繁に使われる食事やくつろぐためのスペースはそれら2間の脇に追いやられている。

都市部の集合住宅を始めとする現代住宅にはスペース的な制約から、二間続きを目にすることはあまりないが、和室が配置されるケースは多く、その使用目的が私にはよく分らない。
(誤解しないでもらいたい。そのような住宅や部屋割りを非難しようとしているわけでは決してない)

郊外の和風住宅二間続きレイアウトには、成り立ちと意味があるわけだが、都市部の高層住宅の和室を含め、その意味と使い勝手には疑問を抱いている(貴重な空間と、それを確保するために必要な資金に見合ったユーティリティがあるのかということも含めて)。

私は、祖国の伝統文化に大いに誇りを持っているつもりであるが、使い勝手の悪い、まるで死んでしまったように調和を欠いた和室と呼ばれる空間の意味を思う。この空間を残す事が和を守ることでもあるまいに・・。

我々は、快適さとは程遠い環境の中で生活を続けてきたものだと、今更ながらに思う。深く深遠な文化の高みを持つと思ってきた民族が、生活環境に対しては、忍耐を当たり前とし、インプルーブしようとはしてこなかったのである。

これも、民族の精神性や庶民の貧しさのせいかもしれないが、快適に暮すことを優先しているように映る北欧の人々の合理性のようなものを視野に入れた、住環境の見直しを考えみても良いのではないかと思うのだが・・。

ペーパーコード販売

2007年02月09日

デンマークよりペーパーコードが届きました。Yチェアーなどに使用されているものと同等品です。工房経営者やアマチュアの方で必要な方にはお安くお分けいたします。
価格や注文方法は当サイトからお問い合わせください。

プロが教えない

2007年02月06日

教育の問題の解決を図ろうとする、教育再生会議が安部首相の肝いりで発足し、教育改革のための素案を提出したのは最近のことである。

以前、教員の質の向上を図るには、教育学部での教員養成の見直しが必要であるということを聞いたことがある。

医師や歯科医師を養成する医学、歯学部では、教授のほとんどが医師である。彼らは大学の付属病院などで直接患者を診察し、手術を行なう。医師が学生を指導しているのは常識であり、医師免許を持たない教授が学生の指導を行なうことは、通常考えられない。

ところが、教育のプロを養成する教育学部の教授のほとんどが小中学校の教壇で、教鞭をとるということは、現在の日本ではほとんどない。つまり、現場から離れた教授が、観念だけの教員養成を行なっているのである。考えてみれば、恐ろしい状況ではないかと思う。
教育学部には付属の小中学校がある。そこで教授も実践を重ね、効果的な方法を編み出し、これからのプロに伝えていく必要がある。
ダメ教師の質の向上対策として、免許の更新制度などが論議されてはいるが、元から絶たなければ、悪しき教授方法の再生産のシステムは改善されない。
この問題点は(私の認識不足か)、あまり指摘はされないようだが、教育学部の教授、講師の方々の現場乖離の現状は改善されるべきだと思っている(注1)。

所で、我々が木工の技術を身に付ける数少ない選択肢である職業訓練校でも、木工の経験の無い教官が教えている場合が多々ある。意欲があり、訓練生の評判の高い方も中にはいると聞く。しかし、元来、経験のない方が技能訓練を行なう事ができるのであろうか?。否。
プロとしての実践(体験)を伴わないセカンドハンドノレッジでは肝心な部分は決して判らない。
(この場合、教官は県の職員であり、人事異動で配属されたケースもあるので、ここでは制度の不備を指摘している)

プロが教えない教員養成の現状はおかしいと、再度述べたい。

注1:ユニークな英語教育を実践し、英語教育で最も権威のある「パーマー賞」を受賞したこともある、島根県東出雲町立東出雲中学校の田尻悟郎教諭(NHKテレビ番組:プロフェッショナル等で取り上げられた)は、関西大学の教授に転身し、英語教育の講義等を行なうという。このような才能と熱意のある方々の大学での実践には期待したい。