2008年01月
躾
2008年01月31日
子供を育てたせいか、他人の子供の躾けられ方が気になる。特に食事のマナーは気になる。
子供もほどほどの年齢になってくると注意も難しい。幼児や小学生でも、親と一緒の場合は同様である。だから、見てみぬ振りをするしかない。それがストレスになる。
私の生家は祖母がマナーにうるさい人で、食事だけをとっても、音を出して食べない、口を閉じて噛む、正座をして食べる、食事中は話をしない、背筋は伸ばす、肘をつかない、寄せ箸をしない、犬食いをしない、荒噛みをしない、おかずだけを食べない、箸の持ち方・持つ位置、碗の持ち方等々、子供心にうるさくて仕方がなかった。
うるさくて仕方がなかったが、子が生まれると自然にそう躾けた。だから、中国鉄道旅行の番組でも、音を出して食べる主役の食事シーンは気になるので見たくなかったし、そんな子供や親戚縁者がくるのは嬉しい反面、ストレスでもある。
最悪な例は、大人用のつまみを、子供が粗方食べるのを平気で見逃す親で、そのような親に限って、全体のつまみのバランスも考えないで、子供がねだれば与えるのである。
(余談だが、遠縁の母子が亭主の長期出張中に我家に来た。大層我侭に育った息子は、オカズが不味くて食えないと泣いて菓子をねだった。驚いたことに母親は菓子を与えるのだ。
親の留守の間に、僕は厳しぃーく性根を入れ直した。以降、食事中にお菓子をくれとは言わなくなった)
自分のことは棚に上げ、他人のことは些細なことまで目に付いてしまうのだが、子供が中学校で寮に入り、夏休みで帰宅したとき、我家での食事のマナーは見事に崩れ去っていたのだった。
子供もほどほどの年齢になってくると注意も難しい。幼児や小学生でも、親と一緒の場合は同様である。だから、見てみぬ振りをするしかない。それがストレスになる。
私の生家は祖母がマナーにうるさい人で、食事だけをとっても、音を出して食べない、口を閉じて噛む、正座をして食べる、食事中は話をしない、背筋は伸ばす、肘をつかない、寄せ箸をしない、犬食いをしない、荒噛みをしない、おかずだけを食べない、箸の持ち方・持つ位置、碗の持ち方等々、子供心にうるさくて仕方がなかった。
うるさくて仕方がなかったが、子が生まれると自然にそう躾けた。だから、中国鉄道旅行の番組でも、音を出して食べる主役の食事シーンは気になるので見たくなかったし、そんな子供や親戚縁者がくるのは嬉しい反面、ストレスでもある。
最悪な例は、大人用のつまみを、子供が粗方食べるのを平気で見逃す親で、そのような親に限って、全体のつまみのバランスも考えないで、子供がねだれば与えるのである。
(余談だが、遠縁の母子が亭主の長期出張中に我家に来た。大層我侭に育った息子は、オカズが不味くて食えないと泣いて菓子をねだった。驚いたことに母親は菓子を与えるのだ。
親の留守の間に、僕は厳しぃーく性根を入れ直した。以降、食事中にお菓子をくれとは言わなくなった)
自分のことは棚に上げ、他人のことは些細なことまで目に付いてしまうのだが、子供が中学校で寮に入り、夏休みで帰宅したとき、我家での食事のマナーは見事に崩れ去っていたのだった。
脱炭素
2008年01月29日
CO2を主因とする地球温暖化問題は、ここで述べるまでもない。西欧を始め、我々の快適生活はそのまま地球温暖化につながってきた。そして、途上国の人々は先進国の快適生活を目標とする。
インドや中国の庶民が自家用車を持ち始めるとカーボンの排出量は膨大なものになると、ある学者が憂いていたが、よりよい生活を求める途上国の人々の願いはだれも否定できない。
インドの「Tata Motors」と「Bajaj Auto」社は、かねてから注目されていた10万ルピー(約28万円)カーを発表した。だれも、カブタイムのモーターサイクルに家族全員がまたがって移動なんてしたくはないから、無理をすれば入手できる安価な車があれば確実に購入する。
ちなみに、「Tata Motors」のものは、全長3100mm×全幅1500mm×全高1600mmで、2気筒623cc、最高出力33PS、最高速度は105km/h。これだって彼らには垂涎なのだが、輸出されればインドのみならず、世界の発展途上国で爆発的に売れる可能性を秘める。
快適さを求める人々の思いがビジネスチャンスに繋がり、待ったなしの地球環境の破壊を進める現状の解決策はどこに・・。
(余談だが、3リッター、4リッター、5リッターといった大排気量車が相次いで発表され、若者の車離れを止めたいという理由で、超高性能車が発売されているという現状には多少複雑な思いになる・・(世界のマーケットで覇を競うには致し方ない?))
IT化によって新しい産業と雇用が創出されたが、今後は、待ったなしの省エネ化により、ITの場合以上に産業の変化が起こることが予想される(参照1)。脱炭素化に有効な新技術を持つ企業が伸び、アメリカや英国でも原子力発電所の再建設が予定され、日本でも、原子力関連メーカーの評価が上がってきている。
ただし、石油高騰化などで最終的に脱炭素に伴う窮乏生活を求められるのは、「豊か」実感の乏しい多くの「中流生活者」??。
古典的(?)、伝統的な田舎暮らしは、我が家のような古家の場合、冬の快適性に欠けるかもしれないが、カーボン排出に関しては時代の先頭にあるな、と多少自嘲気味に思ってゐる。
参照1:ハセック(東京都港区)が製造する「ウイングジェッターシステム」と呼ばれる装置がある。電気エネルギーが不要なため、二酸化炭素を排出することもなく、地球温暖化対策が急務のなか、改めて脚光を浴びている。
同システムは飛行機の翼を逆さまにしたような形状をもった建物等の排気装置である。翼の前方から空気が流れると、翼には抗力と揚力が発生するが、この揚力を使ってダクト内の空気を上昇させ、排気する仕組み。わずかな風でも十分な排気能力をもち、風速に比例して排気能力が高まる。
累計8000台を販売するヒット商品に成長したものの、各住戸別に換気する方式の普及によって82年に生産停止してからは、約20年間受注実績がゼロだったという。
今回のブームは、改修するマンションの取り換え需要にとどまらず、病院や公共建築物などに新規に採用されていることが特徴的。担当者は「運転音が静か。風だけで稼働するためCO2を排出することがないことが関心を集めている理由だろう」と分析。国内だけでなく欧州などでも注目を集めている。(Fuji Sankei Business I (2008/1/29)から)
インドや中国の庶民が自家用車を持ち始めるとカーボンの排出量は膨大なものになると、ある学者が憂いていたが、よりよい生活を求める途上国の人々の願いはだれも否定できない。
インドの「Tata Motors」と「Bajaj Auto」社は、かねてから注目されていた10万ルピー(約28万円)カーを発表した。だれも、カブタイムのモーターサイクルに家族全員がまたがって移動なんてしたくはないから、無理をすれば入手できる安価な車があれば確実に購入する。
ちなみに、「Tata Motors」のものは、全長3100mm×全幅1500mm×全高1600mmで、2気筒623cc、最高出力33PS、最高速度は105km/h。これだって彼らには垂涎なのだが、輸出されればインドのみならず、世界の発展途上国で爆発的に売れる可能性を秘める。
快適さを求める人々の思いがビジネスチャンスに繋がり、待ったなしの地球環境の破壊を進める現状の解決策はどこに・・。
(余談だが、3リッター、4リッター、5リッターといった大排気量車が相次いで発表され、若者の車離れを止めたいという理由で、超高性能車が発売されているという現状には多少複雑な思いになる・・(世界のマーケットで覇を競うには致し方ない?))
IT化によって新しい産業と雇用が創出されたが、今後は、待ったなしの省エネ化により、ITの場合以上に産業の変化が起こることが予想される(参照1)。脱炭素化に有効な新技術を持つ企業が伸び、アメリカや英国でも原子力発電所の再建設が予定され、日本でも、原子力関連メーカーの評価が上がってきている。
ただし、石油高騰化などで最終的に脱炭素に伴う窮乏生活を求められるのは、「豊か」実感の乏しい多くの「中流生活者」??。
古典的(?)、伝統的な田舎暮らしは、我が家のような古家の場合、冬の快適性に欠けるかもしれないが、カーボン排出に関しては時代の先頭にあるな、と多少自嘲気味に思ってゐる。
参照1:ハセック(東京都港区)が製造する「ウイングジェッターシステム」と呼ばれる装置がある。電気エネルギーが不要なため、二酸化炭素を排出することもなく、地球温暖化対策が急務のなか、改めて脚光を浴びている。
同システムは飛行機の翼を逆さまにしたような形状をもった建物等の排気装置である。翼の前方から空気が流れると、翼には抗力と揚力が発生するが、この揚力を使ってダクト内の空気を上昇させ、排気する仕組み。わずかな風でも十分な排気能力をもち、風速に比例して排気能力が高まる。
累計8000台を販売するヒット商品に成長したものの、各住戸別に換気する方式の普及によって82年に生産停止してからは、約20年間受注実績がゼロだったという。
今回のブームは、改修するマンションの取り換え需要にとどまらず、病院や公共建築物などに新規に採用されていることが特徴的。担当者は「運転音が静か。風だけで稼働するためCO2を排出することがないことが関心を集めている理由だろう」と分析。国内だけでなく欧州などでも注目を集めている。(Fuji Sankei Business I (2008/1/29)から)
CO2対策
2008年01月12日
正月のTVプログラムにおいて、カーボンが与える環境問題を扱った特集は興味深かった。
その中で、ドイツの脱石化エネルギーの取り組みについては、何時ものように驚きと、我が国の取り組みとの濃淡 ―何時ものことだが― を思った。
ドイツでは多くの風車が立ち、政府主導で売電と買取の義務化が法定化され、農民もバイオ発電で収入を得ていた。
風力発電のコストは、いまだ安いものではなく、発酵によるメタンガス発生装置も、同時に発生する硫化水素によって結構痛むという記事を読んだことがあり、実際のランニングコストがどの程度なのか、若干疑問を持ったのだが、ドイツ政府の方針に、将来の戦略的国家ビジョンを改めて見せ付けられたようだった。
第二次大戦後、早々にドイツ工業省は機器デザインを輸出戦略として捉え、その質の向上を目指したということが、「デザインのイデオロギーとユートピア」という著作にあったことを思い出し、重なって見えた。
(日本のデザイン教育の現場では、その後も長〜く、デザインユートピア論一辺倒の状況が続いてきた。アールヌーボーの時代、新たな芸術の可能性を模索し、ヨーロッパが捨てたアカデミスムを墨守し続けた日本の画壇ように・・)
カーボンを契機としたエネルギーを取り巻く産業社会構造の劇的変化は、ここで繰り返すまでもないが、その中で、国際的なイニシアチブを取っていく姿勢と、高度な技術を持ちながら、政策によって埋もれてしまい、国際的な発言力もビジネスチャンスも失う可能性が大きいこの国の状況を振り返り、少々暗澹となった。
同番組では、デンマークにおいて、無暖房住宅というものが紹介されていた。壁厚45センチ(!)、3重窓、熱交換式換気システムを備え、熱源は人体と照明を兼ねたロウソク。外気温マイナス20度でも快適さを失わないと、そこで暮らす年配の方が述べていた。
新しい技術はないが、究極に近い脱カーボン住宅。ようはコンセプトなのだ。
その中で、ドイツの脱石化エネルギーの取り組みについては、何時ものように驚きと、我が国の取り組みとの濃淡 ―何時ものことだが― を思った。
ドイツでは多くの風車が立ち、政府主導で売電と買取の義務化が法定化され、農民もバイオ発電で収入を得ていた。
風力発電のコストは、いまだ安いものではなく、発酵によるメタンガス発生装置も、同時に発生する硫化水素によって結構痛むという記事を読んだことがあり、実際のランニングコストがどの程度なのか、若干疑問を持ったのだが、ドイツ政府の方針に、将来の戦略的国家ビジョンを改めて見せ付けられたようだった。
第二次大戦後、早々にドイツ工業省は機器デザインを輸出戦略として捉え、その質の向上を目指したということが、「デザインのイデオロギーとユートピア」という著作にあったことを思い出し、重なって見えた。
(日本のデザイン教育の現場では、その後も長〜く、デザインユートピア論一辺倒の状況が続いてきた。アールヌーボーの時代、新たな芸術の可能性を模索し、ヨーロッパが捨てたアカデミスムを墨守し続けた日本の画壇ように・・)
カーボンを契機としたエネルギーを取り巻く産業社会構造の劇的変化は、ここで繰り返すまでもないが、その中で、国際的なイニシアチブを取っていく姿勢と、高度な技術を持ちながら、政策によって埋もれてしまい、国際的な発言力もビジネスチャンスも失う可能性が大きいこの国の状況を振り返り、少々暗澹となった。
同番組では、デンマークにおいて、無暖房住宅というものが紹介されていた。壁厚45センチ(!)、3重窓、熱交換式換気システムを備え、熱源は人体と照明を兼ねたロウソク。外気温マイナス20度でも快適さを失わないと、そこで暮らす年配の方が述べていた。
新しい技術はないが、究極に近い脱カーボン住宅。ようはコンセプトなのだ。