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マスターシリンダー
2005年08月05日
私のビートルは長い間オートモービルセクションで修理を待っていました。車検時には何ともなかったブレーキの効きが、ある頃からすこぶる悪くなってしまい、診てもらっていたのですが、結局マスターシリンダーが良くないことが分かり、交換することになったのです。
自動車担当SVの一時帰国時にヤフーオークションにたまたま出ていた純正未使用のマスターシリンダーをゲットすることができ、彼のラオス到着を待って交換作業を行ってもらったのです。そのマスターシリンダーは左ハンドル用のために、右ハンドルの日本では需要が低く、安く落札することができたのです。ラオスは左ハンドルですからちょうどよかったのです。
オートモービルセクションの先生方と担当SV、それにテゴ役の私での作業です。純正部品には4つのホイールシリンダーに向けて4つのアウトプットがありますが、それまでに取り付けてあったISUZU製には2つしかありません。そこで、画像にあるように、地元で自作されている、オイルのディストリビューターというべき部品を介し、マスターシリンダーから来たオイルを2本に分岐させているのです(画像中右)。様々な車の修理のために、純正部品は無くてもアレンジのための部品は揃っているのです。ただし、ビートルの正規の配管がどうなっているのか私は知りません。
ISUZU製のマスターシリンダーには正規の取り付け穴の内側に、ビートルの取り付け位置に合わせて新しい穴が開けられています。どのようにでもアレンジしてしまうのです。
日本では珍しくなってきているかもしれませんが、ブレーキオイルの配管材も売られています。これをメートル指定で買ってきます。今回は、配管のかなりの部分を引き直しました。画像下は真鍮パイプにフランジ加工(つば付け加工)を行う工具です。手前のハンドルを回すと円錐状の先端がパイプの端面を広げて鍔(つば)を形成します。この鍔が密着してオイル漏れを防止するのです。昔の日本の自動車整備工場に近い状況がここにはありました。かなりいい加減な部分はありますが、逆に広い応用力が必要です。協力隊で出て行く若い隊員の方で、途上国の実態からかけ離れた近代的な日本の現在の整備方法しか知らない方は ―多くがそうだと思いますが―、真のプラクティカルメソッドを習うことになるのだろうなと感じるのです(木工も近い部分はあります)。
ともあれ、私のビートルは格好の教材となり、修理費用はオートモービルセクションの収入となりますから、めでたしです(自動車担当SV氏の協力の賜物です。彼は疲れたかもしれませんが・・)。
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