個別記事
家具工房経営事情
2005年08月09日
作家を目指して独立したのは良いのですが、経営的には、なかなか上手くいきません。多くの方々が、独立を希望して私の工房へも見学に見えました。結局、自分を含めて何とかなるだろうという見込みで工房経営をスタートさせるわけです。この安易さがある意味、良いのですが、後で苦しむこともあるのです。
永い間家具工房を眺めていますと、2つのタイプが見えてきます。1つは、あくまでもいい品物を作って行きたいという工房。2つ目は、来た仕事は何でもこなすという工房です。
様々な理由が考えられますが、最も大きなものは、月並みですが経営者の性格です。副次的に考えられるのがその道に入った理由です。以下3点ほど挙げてみます。
家具、木工が好きでこの道に入ったので良い家具を作っていきたいというこだわり派。
余談的に、このケースをさらにフォーカスオンすると、自分の理想とする椅子や家具を一生かけて作ってていきたい。そのためにこの道に入ったのだ。文句は言わせない。という方、いますよね(微笑)。
自分のライフスタイルが最優先。例えば田舎暮らしが第一で、家具作りは生活のためというカントリーライフ堪能派。カントリースタイルの家具を作り、売っていけたら最高という方、結構見かけました。
サラリーマンはストレスが溜まって嫌だ。子供の頃はそれほど不器用ではなかったから、モノ作りを始めて管理されない生活を送りたいという自由業願望派。この場合、特に家具でなければならないというケースもあるし、たまたま訓練校の木工科の定員に余裕があったから選んだというケースなどもあります。
ところが問題はこの先です。始めたのは良いのですが、仕事がない。売れない。という事態が往々に発生するわけです。さらに、最初は独身や夫婦二人だったから何とか生活をしていくことが可能でしたが、子供が増え、大きくなるに従って諸経費は膨らむ一方です。描いていた夢では生活できなくなっていきます。もう大変です。
その時に、木工の仕事であれば何でも請けるという選択をする方がいます。大工仕事関連、フラッシュ家具、ガーデン物等々です。こうなると、昔の云々木工所と変わりありません。他方は初心を貫く方ですね。
工房を経営している私の知人は、お客さんが入ってきた時に、みみ付きの一枚板のテーブルでも、細くて繊細なテーブルでも、お好みに合わせますよと、熱心にアッピールしていたのには驚嘆しました。ちなみに、この工房は賑わっています。
以前私は、工房家具はその記名性によって作家仕事と認知されていると書きました。しかし、経営に関しての現実は厳しく、上記のように抵抗なくどのような仕事も請ける方もいますし、拒んでアルバイトに行く方もいるわけです。
陶房と同じように家具工房の探訪も面白いかもしれません。やはり様々な人生模様があり、いい仕事や興味ある作家?職人?変人?に出会えるチャンスもあると思います。加えて述べるなら、奥さんの表情を見るのが私は好きです。実に逞しいのですね。
永い間家具工房を眺めていますと、2つのタイプが見えてきます。1つは、あくまでもいい品物を作って行きたいという工房。2つ目は、来た仕事は何でもこなすという工房です。
様々な理由が考えられますが、最も大きなものは、月並みですが経営者の性格です。副次的に考えられるのがその道に入った理由です。以下3点ほど挙げてみます。
家具、木工が好きでこの道に入ったので良い家具を作っていきたいというこだわり派。
余談的に、このケースをさらにフォーカスオンすると、自分の理想とする椅子や家具を一生かけて作ってていきたい。そのためにこの道に入ったのだ。文句は言わせない。という方、いますよね(微笑)。
自分のライフスタイルが最優先。例えば田舎暮らしが第一で、家具作りは生活のためというカントリーライフ堪能派。カントリースタイルの家具を作り、売っていけたら最高という方、結構見かけました。
サラリーマンはストレスが溜まって嫌だ。子供の頃はそれほど不器用ではなかったから、モノ作りを始めて管理されない生活を送りたいという自由業願望派。この場合、特に家具でなければならないというケースもあるし、たまたま訓練校の木工科の定員に余裕があったから選んだというケースなどもあります。
ところが問題はこの先です。始めたのは良いのですが、仕事がない。売れない。という事態が往々に発生するわけです。さらに、最初は独身や夫婦二人だったから何とか生活をしていくことが可能でしたが、子供が増え、大きくなるに従って諸経費は膨らむ一方です。描いていた夢では生活できなくなっていきます。もう大変です。
その時に、木工の仕事であれば何でも請けるという選択をする方がいます。大工仕事関連、フラッシュ家具、ガーデン物等々です。こうなると、昔の云々木工所と変わりありません。他方は初心を貫く方ですね。
工房を経営している私の知人は、お客さんが入ってきた時に、みみ付きの一枚板のテーブルでも、細くて繊細なテーブルでも、お好みに合わせますよと、熱心にアッピールしていたのには驚嘆しました。ちなみに、この工房は賑わっています。
以前私は、工房家具はその記名性によって作家仕事と認知されていると書きました。しかし、経営に関しての現実は厳しく、上記のように抵抗なくどのような仕事も請ける方もいますし、拒んでアルバイトに行く方もいるわけです。
陶房と同じように家具工房の探訪も面白いかもしれません。やはり様々な人生模様があり、いい仕事や興味ある作家?職人?変人?に出会えるチャンスもあると思います。加えて述べるなら、奥さんの表情を見るのが私は好きです。実に逞しいのですね。
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