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肩書き
2005年08月21日
職業を聞かれた時に、私は木工家ですとは答えません。というか、答えられないでいます。そこで、「家具を作っています」「家具屋です」「木工屋です」などと言います。木工家というのが面映いからです。同じ理由から名刺にも木工家という肩書きは入れません。
この件に関して、作家の吉村昭氏が「わたしの流儀」(新潮文庫)という随筆集の中の「名刺」で同様のことを述べていて感心しました。
吉村氏の名刺には肩書きがないそうです。投宿の場合、宿泊用紙の職業欄は空白にするそうです。理由は、気恥ずかしいから。
以下、随筆「名刺」の一部を抜粋させて頂きました。
― 果たして公然と作家だと言える身であるのだろうか、という気持ちが根強く胸にひそんでいる。
私だけではなく、小説家は一つの作品を書き上げた時、それに満足せず、次の作品こそすぐれた作品にしたいと願う。いわばいつも満足すべき個所にたどりつきたいと、荒野の中の道を一人とぼとぼと歩いているようなもので、作家であると胸を張って言える気にはなれないのである。
私も、物作りの末席にいるものとしてかくありたいと思っているのですが・・。
この件に関して、作家の吉村昭氏が「わたしの流儀」(新潮文庫)という随筆集の中の「名刺」で同様のことを述べていて感心しました。
吉村氏の名刺には肩書きがないそうです。投宿の場合、宿泊用紙の職業欄は空白にするそうです。理由は、気恥ずかしいから。
以下、随筆「名刺」の一部を抜粋させて頂きました。
― 果たして公然と作家だと言える身であるのだろうか、という気持ちが根強く胸にひそんでいる。
私だけではなく、小説家は一つの作品を書き上げた時、それに満足せず、次の作品こそすぐれた作品にしたいと願う。いわばいつも満足すべき個所にたどりつきたいと、荒野の中の道を一人とぼとぼと歩いているようなもので、作家であると胸を張って言える気にはなれないのである。
私も、物作りの末席にいるものとしてかくありたいと思っているのですが・・。
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