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フランス製自動鉋ブン回る

2005年09月08日

フランス製自動鉋盤スタッフがとうに使用限度を超えたフランス製自動鉋盤の刃を交換していました。

このマシンには通常の定盤の他に、本体上部に跳ね上げ式の定盤が付いていて手押し鉋にもなり、サイドから取り出された駆動軸によって面取り装置(1軸モールダー)も付いているという、今までに見たこともない複合機でした。赴任後、使えなくなって邪魔なだけのこれらの補助装置は全て取り外しましたが・・。
さらに、このマシンにはチップブレーカーとプレッシャーバーが何らかの理由で取り外されてすでに無く、カッターブロック(刃の付いた回転胴)と前後の送りローラーがあるのみですから日本ではとうにスクラップです。

恐ろしいことにブレードはカッターブロックからを4mm近くも出してセットされていましたので、慌ててやり直しを指示しました。
本来直線であるべきブレードは大きく円弧状に研磨されていたのです。そのため、両端を適正にセットすると中央部が出過ぎるというわけです(実際は両端も出しすぎていた)。

円弧状に研磨された理由は、未経験者による重研磨と古い研磨機のひどいガタだと思われました。
最初は再研磨を指示しましたが、研磨機の調整を行わなければまともな研磨はできません。そこで研磨機の調整を行うことにしたのですが、カウンターパートは、注文されている材料の加工が間に合わないというのです。そこで今回はこの研磨のブレードを使うことにしました。私もあまりこだわってはいけません、「ボーペンニャン(ネバマイン)です」。

ブレードのセッティングの方法は仰天の目見当(!)。セッティング治具がないためです。
木材の移動量で確認する簡単なセッティング方法を示し、できるだけブレードを沈めてセットしました。ところが、ブレードを押さえる四角ボルトのうちの数本のボルトの頭の角が丸まっていて、とうとうレンチで締めることができなくなってしまいました。このボルトも当地では入手不能です。ここからの作業は、大丈夫だというローカルに任せました。こんなマシンでも使わなければならないのが現状です。

ちなみに、どのようにしてボルトを締め付けたかというと、センターポンチのようなもので頭の角を叩いて回すというもの。どの位の力で締め付けられたかはわかりません。後は天まかせです。

暫くして、壁を隔てた事務所にいる私の耳に、ブレード交換を終えたフランス製自動鉋盤の恐ろしい重切削の音が轟いてきました。まさしくブン回っているという印象です。サワナケートの木工科は今日も元気で凄まじいのです。
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