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テールライト

2005年10月15日

ムクダハンにいった折のこと、すでに辺りは薄暗く、我々は大きな通りにある旨そうな大衆レストランを興味本位で眺めていました。
その時、粗末な身なりのお兄さんが寄って来てビニール袋に入った果物のような物を差し出すのです。買ってくれと言っているようですので、中身を尋ねるのですがよく理解できません。
そのうちに右肩の方に気配を感じて横を見ると巨大な影が私のすぐ横に、「おぉ」― いつ近寄ってきたのか、なんと、象です。こんな街中で巨大な動物を間近にするのは始めて。ちょっとシュール。

象は、早くくれと言わんばかりに鼻を食物へ伸ばし、その度に、びっくりするくらい強い風圧の息が私の顔を通過します。ようやく事情を理解した我々は、サトウキビだと思われるその餌をお兄さんから買って与えたのです。
始めて撫でる象の皮膚は頑丈でした。そして優しい眼差しで、振る舞いには威嚇は微塵もありませんでしたが、何だか威厳があるのですね。

食べ終えた象は静かに音も無く去って行ったのです。尻尾には自転車用の小さな赤い安全灯(注)がくくりつけられており、それを左右に揺らしながら往くのが何ともユーモラスでした。

注:LEDで発光している。私の自転車にも付けている。サドルポストに付けるようになっていて、ポストの代わりに尻尾を通している。夕暮れ時、象の体色だと認識するのは難しい。これなら安全である。
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この記事へのコメント
1. Posted by mametarou5
2005年10月17日 17:55
これが本当のテールライトですね。勇壮なシーンをイメージして感動しました。
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