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自家醸造

2005年10月23日

田舎暮らしの目的の一つに、自分でドブロクを作ってみたかったということがありました。移り住んだ田舎ではドブロクの伝統が生きていました。想像したとおり、田舎は自家賄いの現場だったのです。

日本酒が甘いというのは間違いだということも判りました。巧く出来たドブロクはフルーティで、ビールを飲んだ後でも甘くは感じません。ある蔵元の経営者に言わせると、ドブロクは精米率が低いために旨み成分は多いし(ただし悪酔いの原因)、熱処理をしていないために発酵による炭酸ガスが含まれていて、それがピリカラの原因(ドライ)になっているとのことです。
いずれ蕎麦、粟、稗などを用いて発酵させてみたいと思っています。
失敗しないドブロクの作り方は、九州木工通信 07 「安全確実、失敗のすくないドブロクの作り方」

ドブロクが失敗した時には焼酎にしました。圧力鍋にドブロクを入れ、おもりの所からホースを引いて氷水に潜らせるとアルコールを含んだ水蒸気は冷やされて液化します。焼酎の出来上がりです。最初に出てくる焼酎は度数も高く濃厚芳醇です。
シリコンホースを用いてもホースの匂いが出てきますので、解決方法としては、圧力鍋を湯銭にするか、銅パイプを使うしかありません。多少面倒です。

また、柿に砂糖を加え、つぶしてほっておくと柿ワインができます。酵母は柿の皮に付いているので自然に発酵します。ただし、あまり旨くはありませんでした。
柿は葡萄ほど糖度が高くないので同じ程度に砂糖を加えるのです(糖度表は現在手元にありません)。

さらに、サワー程度の濃度の焼酎割を作り、ビール瓶にティースプーン1パイの砂糖、イースト極少量を入れて打栓し、発酵を待つと酎杯ができますが、イーストの違いによって風味が変わってきますのでお勧めしません。

様々トライしましたが、結局、一番簡単な自家醸造は伝統のドブロクだと思います。雑菌さえ注意すれば確実に出来ますから。

出来たばかりの日本酒は、度数が20度位あります。これは非蒸留酒としては世界最高レベルです。この清酒にわざわざ水を加え、14、5度程度に落とし、それはせっかくの芳醇な香りをも削いでしまう方法で、「ふなくち」を飲めばその旨さは判ることですが、それを有難がって飲むのは実に理解に苦しむのです(こんなことを書くのはひんしゅくでしょうか)。
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