個別記事
椅子と人体
2006年02月17日
例えばYチェアーの使用感に関しネットで感想を読むことができる。満足感と共に掛け心地が良いという意見を散見する。それも女性の意見が結構ある。日本の平均的な身長の女性が、特に家庭で素足で使った場合、Yチェアーのシート高、肘掛、奥行き寸法共々、少し大きいのではないかと思う。そうであるなら、実は掛け心地は多少スポイルされているのではないかと想像したりする。
しかし、気に入って買った場合、欠点を見ない努力をしがちであるので気にならないのこもしれない。ここでは藪蛇になることを言うつもりはない。しかし、それを差し置いても、人体、いや個々の使用者は、自分の座り勝手がいいようなポジションを探し、合わせているということに気がついた事はないだろうか。
椅子に限らず、車の運転ポジションも同様である。使い慣れて疲れなくなってくる経験はだれにもあると思う。
(ここでYチェアーを例に取ったのは、輸入されている椅子の中では非常にポピュラーで認知度が高いと思われるからである)
ここラオスのダイニングチェアーの多くは木製で、背もたれは垂直に作られているものが多い。座面は水平である。だから座りにくい。それで自然と前の方に座ることになる。そうすることによって背板を後方に逃がし、掛け心地を改善するのである。
座面の奥行きの浅い椅子の場合も同様の理由でやや前方に座る習慣がつく。また、肘掛の高さが自分の身体に合わない場合も座る位置で調整する。慣れると体が自然とそのようなポジションを取るのである。そして不都合を矯正し、疲れにくくなってくるのである。
逆にショップで座ってみて掛け心地がいいと思って買うと、暫くするうちに疲れ、矯正しにくい場合がある。ダイニングチェアーに安楽椅子的な座り心地を与えすぎた椅子を使うような場合がそれである(と思う)。
また、ショップで試し座りをする場合、日頃めったに座らないような深い位置に座った場合も通常の使用感の確認はできないと思う。時々そういったカスタマーの方がいるので戸惑う場合がある。そういった座り方をして、「すごくいいわネ」とおっしゃる方にそれは少し違うというのは水を差すようで怖い。その場合も、上記のように身体の自己矯正機能に期待すれば、多少の問題があっても緩和される場合はあるが・・。
だから私は、短時間のトライアルで掛け心地の良い悪いを性急に評価するのは難しいと思っている。逆に、短時間座るのに合わせたセッティングにすればその時の評価は上がるのかもしれないが。
勿論ここで椅子設計に於ける人間工学的な配慮を否定しようとしているわけでは決してない。人間の持つフレキシビリティと椅子設計の奥の深さを思うのである。
しかし、気に入って買った場合、欠点を見ない努力をしがちであるので気にならないのこもしれない。ここでは藪蛇になることを言うつもりはない。しかし、それを差し置いても、人体、いや個々の使用者は、自分の座り勝手がいいようなポジションを探し、合わせているということに気がついた事はないだろうか。
椅子に限らず、車の運転ポジションも同様である。使い慣れて疲れなくなってくる経験はだれにもあると思う。
(ここでYチェアーを例に取ったのは、輸入されている椅子の中では非常にポピュラーで認知度が高いと思われるからである)
ここラオスのダイニングチェアーの多くは木製で、背もたれは垂直に作られているものが多い。座面は水平である。だから座りにくい。それで自然と前の方に座ることになる。そうすることによって背板を後方に逃がし、掛け心地を改善するのである。
座面の奥行きの浅い椅子の場合も同様の理由でやや前方に座る習慣がつく。また、肘掛の高さが自分の身体に合わない場合も座る位置で調整する。慣れると体が自然とそのようなポジションを取るのである。そして不都合を矯正し、疲れにくくなってくるのである。
逆にショップで座ってみて掛け心地がいいと思って買うと、暫くするうちに疲れ、矯正しにくい場合がある。ダイニングチェアーに安楽椅子的な座り心地を与えすぎた椅子を使うような場合がそれである(と思う)。
また、ショップで試し座りをする場合、日頃めったに座らないような深い位置に座った場合も通常の使用感の確認はできないと思う。時々そういったカスタマーの方がいるので戸惑う場合がある。そういった座り方をして、「すごくいいわネ」とおっしゃる方にそれは少し違うというのは水を差すようで怖い。その場合も、上記のように身体の自己矯正機能に期待すれば、多少の問題があっても緩和される場合はあるが・・。
だから私は、短時間のトライアルで掛け心地の良い悪いを性急に評価するのは難しいと思っている。逆に、短時間座るのに合わせたセッティングにすればその時の評価は上がるのかもしれないが。
勿論ここで椅子設計に於ける人間工学的な配慮を否定しようとしているわけでは決してない。人間の持つフレキシビリティと椅子設計の奥の深さを思うのである。
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この記事へのコメント
1. Posted by
ikeda
2006年02月20日 10:57
はじめまして。家具を調べていたところ、こちらにたどりつきました。この記事を読んで、なるほどぉ〜と関心してしまいました。また、遊びにきます。TBさせていただきます。
2. Posted by 管理人
2006年02月22日 21:39
ありがとうございます。今後共よろしくお願いします。
手作り家具 通販「いいかもショップ」伺いました。熱意が伝わってきます。ご苦労もおありでしょうが頑張って下さい。
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