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団塊世代田舎へ

2006年02月26日

都市部に住む団塊の世代の多くが田舎へ移住したい、もしくは週末を田舎で過したいと考えているという。

内閣府が昨年11月に行った、「都市と農山漁村の共生・対流に関する世論調査」では、田舎への移住を希望する50歳代が3割前後いた(ただし、回答率は58%)。
この結果に伴い、政府は今年度から地方の空き家情報の提供などを積極的に推進する意向である。

北海道の市町村は、旅行業者のJTB、ANAセールスと協力し、移住を視野に入れた体験ツアーを実施し、参加者からの高い評価と多くの問い合わせを得ている。
また北海道は、移住促進を目的に、「北海道移住促進協議会」を設立。つい最近、民間による移住ビジネスを促進するためにに実行委員会を設け、情報発信や現地での体験実施、サポート体制等、ビジネスとしてどう発展させていくかを検討していくという。

移住に力を入れ始めた自治体は北海道に限らず、愛媛など各県に広がっている。
20年近く前から田舎暮らしの特集記事や、田舎暮らしの本などが出版されていたわけで、今頃?という感想を持ってしまうが、過疎化に悩む町村と田舎に住みたい希望を持つ方は時代を通して一定の割合でいるわけであるから、どのようなきっかけであろうとも、縁ある土地に会えれば、取りあえずは、双方に好ましい。

「北のふるさと探しの旅」体験ツアーを実施したのはANAセールス。ホテル宿泊3泊コースだという。気軽に移住体験できるのが売りらしいが、ホテル宿泊では、私には単なる旅行にしか映らない。
それよりも、空き家を整備し、田舎体験の宿泊場所として使ったり、ツアーとして組み込んで利用し、気に入っってもらった方には購入してもらえばいい。例えば、旅行会社は企画情報発信、現場までの送迎。町村は家屋の管理(寝具・食器等)を行うのである。

リタイヤ後の団塊世代の取り込みには多くの企業が熱心であり、田舎移住希望の割合もかなりあるというわけだから、空家宿泊田舎体験は民間がやってもグリーンツーリズムを進める町村が企画しても面白いと思う。

最終的に、移住希望者が望みを叶えられれば、地域にとってもいいことである。田舎には様々な問題もあるが、代え難い良さは確かにある。
そして、一度廃れていったものを元に戻すには大変なエネルギーが必要になることだけは間違いないから。
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