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バイオオイル

2006年03月14日

ヤンマーはパームオイルを利用したディーゼルエンジン用バイオ燃料の開発を開始した。マレーシアにおいて、2007年に開発を開始し、2008年中の実用化が目標である。

世界のパームオイル生産量の40%はインドネシア、マレーシアはおよそ30%であり、安定供給されている。
マレーシアの協力も整っており、パーム園の確保、精製所建設、さらに試験プラントを立ち上げ、バイオパーム燃料の試験生産を目標とする。
理由としては、同社が長年にわたって取り組んできた地球環境対策の一環であり、環境負荷の少ない燃料の確保である。

また、ライオンはパームオイルを使用した変圧器用絶縁油を日本AEパワーシステムズと共同で開発し、来年度から販売開始する。
現在では石油系絶縁オイルが利用されているが、環境保全、資源確保のためにパームオイルを用いるという。

環境対策としてのバイオオイルの開発や利用は実に魅力的に映る。ただ少し気になることがある。マレーシアに滞在中、ヤシ園の拡大に政府は危惧しているという記事を読んだことがあるからである。

農民は収入の安定のために畑を止め、ヤシの植林に切り替えるために、野菜の確保が難しくなったり、油やしの価格が下がるというような事だったように記憶する。
当時でも、KL近郊は見渡す限りヤシが植えられていて、植林はまだまだ続いていた。原生林とはいわないが、いわゆる里山もあまりない状態だった。

現在のマレーシア政府の方針は知らないが、外貨獲得のために森林を伐採してヤシに変え、かなり深刻な森林破壊を起こしている地域もあるというのはNPOの報告でも眼にする。ヤシで覆われた山は、杉と同じく水源涵養機能に劣るのである。最も、これは大資本による大規模なプランテーション農業の弊害だろうが。

余談。ここラオスでは、現在、唯一の天然資源といってもいい、大量の木材が、タイ、ベトナムへ送られている。輸送トラックの長蛇の列を見ると恐ろしくなってくる。大木が惜しげもなく切られ、運ばれて行く。ここサワナケートの製材所でも、分厚く製材された良材が全てベトナムへ行くという。
ベトナムとラオスは政治的にもビジネスでも結びつきは強く、利権が飛び交う。ちなみにほとんどの製材所はベトナム人の経営である。
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