個別記事

最後の仕事

2006年10月13日

ラストテーブル10月9日、最後の仕事になったテーブルが完成した。
10月4日にスタートして、カウンターパートとナンバー2の3人で制作。甲板(天板)は無垢の一枚板。

ここに来て感じることは、日本人に比べ、全体に対する部分の手順の位置と意味を考えるモノ作りの姿勢が希薄であるということ。つまり、ロジカルなモノ作りができない。それを教えることには腐心した。

また、正確な仕上げのための機械の使い方、使用順序の概念がないため、それを理解させ、正しい使用方法を定着させるために非常に多くの時間を割いた。
さらに、理解が定着するくためには、多くの実習を重ねる必要がある。

赴任1年後からスタートさせた教官対象の特別コースでは設計から制作までを行い。出品した展示会では評価が高く、カウンターパートのやる気を起こし、その後は、多くの実習を共に行なうことができきるようになった。
ただし、問題はそれがどれだけ定着しているかどうかであるが、そこは若干自信がない。定着には、まだまだ時間がかかると思っている。

このように書くと、実にうまく成果が出せたように見えるが、悶々とした時間を過ごし、焦れ、幾度も腹が立ち、無力感を感じてきたことも事実である。
我々に課せられたことは、任地への共感を失う事となく、そこを超えていくことである。その点では、我々一人一人が人間として試されているといっていい。

この日は、我家において木工科の全スタッフと共に、最後のラオビールを飲んだ。日本の田舎空間を思い起こす平和な団欒だった。
トラックバックURL
この記事へのトラックバックは下記のURLをコピーしてください。
この記事のトラックバックURL:
http://app.blog.livedoor.jp/ur8823/tb.cgi/50505259
この記事へのコメント
1. Posted by taru
2006年10月14日 12:14
お疲れさまでした。どかで会えるのを楽しみにしています。
2. Posted by katsu
2006年10月14日 19:34
ありがとうございます。ぜひいつかどこかで。
この記事にコメントする
Name
E-Mail
URL