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CO2対策

2008年01月12日

正月のTVプログラムにおいて、カーボンが与える環境問題を扱った特集は興味深かった。

その中で、ドイツの脱石化エネルギーの取り組みについては、何時ものように驚きと、我が国の取り組みとの濃淡 ―何時ものことだが― を思った。
ドイツでは多くの風車が立ち、政府主導で売電と買取の義務化が法定化され、農民もバイオ発電で収入を得ていた。
風力発電のコストは、いまだ安いものではなく、発酵によるメタンガス発生装置も、同時に発生する硫化水素によって結構痛むという記事を読んだことがあり、実際のランニングコストがどの程度なのか、若干疑問を持ったのだが、ドイツ政府の方針に、将来の戦略的国家ビジョンを改めて見せ付けられたようだった。

第二次大戦後、早々にドイツ工業省は機器デザインを輸出戦略として捉え、その質の向上を目指したということが、「デザインのイデオロギーとユートピア」という著作にあったことを思い出し、重なって見えた。
(日本のデザイン教育の現場では、その後も長〜く、デザインユートピア論一辺倒の状況が続いてきた。アールヌーボーの時代、新たな芸術の可能性を模索し、ヨーロッパが捨てたアカデミスムを墨守し続けた日本の画壇ように・・)

カーボンを契機としたエネルギーを取り巻く産業社会構造の劇的変化は、ここで繰り返すまでもないが、その中で、国際的なイニシアチブを取っていく姿勢と、高度な技術を持ちながら、政策によって埋もれてしまい、国際的な発言力もビジネスチャンスも失う可能性が大きいこの国の状況を振り返り、少々暗澹となった。

同番組では、デンマークにおいて、無暖房住宅というものが紹介されていた。壁厚45センチ(!)、3重窓、熱交換式換気システムを備え、熱源は人体と照明を兼ねたロウソク。外気温マイナス20度でも快適さを失わないと、そこで暮らす年配の方が述べていた。
新しい技術はないが、究極に近い脱カーボン住宅。ようはコンセプトなのだ。
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この記事へのコメント
1. Posted by futabagakika
2008年01月15日 22:54
環境対策の難しい点は、政治とイデオロギーが派手に介入しても気付かないというところですね。
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